台湾が親日の国である理由の1つなのに、日本ではあまり知られていない八田與一の功績と烏山頭ダム

你好!!内藤正風です。今日は台北のホテルで目覚めました。

「烏山頭ダム」に行ってきました

昨日は台湾中部にある「烏山頭(うーさんとう)ダム」に行ってきました。
ここは一度はちゃんと行っておきたいと思っていた場所でしたので、今回訪問することが出来て本当に良かったです。

なぜ一度は行きたいと思っていたのかというと、このダムの建設には日本人の八田與一(はったよいち)が大きくかかわっているという事、そしてこの八田與一の功績は台湾の人たちがこんなに親日である原因の一つになっていると言っても過言ではないと私は思っているので、足を運び訪れたいなぁと思っていたのです。

八田與一は日本ではほとんど知られていないですが、台湾では知らない人がいない存在です

八田與一の功績を知るには、まず台湾の歴史をを知る必要があります。
台湾は日清戦争後に戦争に負けた清朝から日本に渡され、1895年~1945年まで50年の間、日本だった時代がありました。その時に日本政府は発展途上だった台湾の色々なインフラの整備を行なったのですが、そのなかの1つが台湾に沢山のダムを建設する治水工事で、その中の1つがこの烏山頭ダムなんです。

 

烏山頭ダムは約10年をかけて建設され、完成当時は東洋一の規模を誇るほどのダムでした。
そしてこのダムが出来たおかげで、常に水不足で苦しんでいた嘉南平原は台湾最大の穀倉地帯になり、人々の生活は豊かになり台湾発展の礎となったのですが、このダムの建設と完成には八田與一の功績がとても大きく、そのことに台湾の人々は非常に感謝しており、今でも学校では教科書に掲載されて授業の中で学ぶほど尊敬されている存在なのです。

元祖、台湾で有名な日本人スーパースター

台湾で活躍している有名な日本人っていっぱいいますよね。
イチロー、阿部寛、安室奈美恵、木村拓哉、酒井法子、ほかにもた~くさんおられます。

しかしそんな中でも、教科書に載っていて学校の授業で取り上げられるのは、この八田與一だけなんです。
すごいでしょ!!

ただ・・ただ・・・1つだけ・・・・・

台湾というと"親日の国"というイメージが強いと思います。これって実は日台の歴史の中での理由がチャンとあっての事なので、そういう歴史を感じる旅というのも面白いんじゃないかと思います。

ただこの"鳥山頭ダム"に行こうと思うと、わざわざ台湾の中程まで出掛けないと行けないんです。
そうなると、台北や高雄などの皆さんがよく訪れる都市から結構な時間を掛けて行かないといけなくなっちゃうんです。これが、、、、、

高鐵(日本でいう新幹線ね)があるから移動が早くなったとはいえ、ダムだけ見に1日近く時間を掛けてのお出掛けになるので、本当に”八田與一"や"鳥山頭ダム"に興味のある人は行ってみてくださいね。そうじゃないと軽〜く、がっかりスポットになっちゃう恐れがあるんです。。。

だってこういう歴史的な事を知らなかったり興味がなかったら、普通に単なるダムだもん。。(笑)普通に記念館なんだもん。。。普通に公園なんだもん。そして普通に銅像なんだもん。。。。。
その辺、是非とも興味のある方はお越しください。(大笑)

今日は台北近辺で観光してきます

では今日は、午前中は台北から南部の方に足を伸ばし、午後からは台北から北部へ足を伸ばしてきま~~~す。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。