今週末の1月25日は「旧正月」です。日本も昔は旧正月を祝っていたのですから、関係ないなんて思わずにイベントとして楽しんだら良いと思うのです

こんばんは、内藤正風です。

今週末の1月25日は「旧正月」です。
私の神戸の教室は元町に有るので、毎年旧正月が近づいてくると教室のあたりは”春節祭”で賑わってきます。

神戸とか横浜や長崎のように中華街(南京町)がある地域は”春節”は一大イベントとして盛り上がっていますが、ほとんどの皆さんには旧正月ってあんまり関係ないですよね。
ってか中には「旧正月ってなに??」って人もあるかと思います。

「旧正月」というのは、旧暦の正月の事です。

「旧正月」というのは旧暦におけるお正月の事をいいます。
この旧暦というのは昔日本において使われていた暦の事で、月の動きをもとにした暦(太陽太陰暦・太陰暦)の事を言います。

ちなみに旧暦は、中国や韓国、モンゴルやベトナムやユダヤなどでも昔から使われており、特にアジアの国々では今もお正月は旧正月がメインになっており、台湾や中国や韓国やベトナム、そして中華の人達が多い国(シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピンなど)の国では、1月1日のお正月よりも旧正月の方が盛大にお祝いされています。

日本は明治維新以降、今の暦を使うようになりました

日本も昔はこの旧暦を基準にして生活をしていたのですが、明治維新以降に西欧列強と肩を並べることを1番に考えていた政府は世界基準になっている太陽暦を使おう!という事で、旧暦は使わなくなってしまったのです。

ちなみに今の日本で使われているカレンダーは、太陽の動きを元にして作られた太陽暦(グレゴリオ暦)が基準になっているもので、世界の中で一番たくさんの国が基準として使っている暦になります。

ところで旧暦では旧正月の日付は毎年変わります。今年は1月25日ですが、去年は2月5日、一昨年は2月16日というようにまるっきりその年によって違う日になるのです。

旧正月もイベントにして楽しまないとモッタイナイです

能書きを書きましたが、折角の「旧正月」なのですからイベントにして楽しんでしまわないとモッタイナイと思うのです。

神戸の南京町や横浜の中華街では”春節祭”が開催されていますし、長崎ではこの時期に”ランタンフェスティバル”が開催されたりしています。
そんな遠いところまでお出掛けできないよ~ってって方は家族で食事に出かけても良いでしょうし、お家で旧正月パーティーをしても面白くないですか。
あるいは旧正月だから中華料理を食べるなんていうのも楽しいと思います。中華レストランに行くのも良いでしょうし、中華って結構手軽にお家で冷凍食品とかで出来ちゃうんですよ。餃子に春巻き、酢豚にチンジャオロース、炒飯。。。
お酒は折角中華を楽しむのならば、紹興酒か白酒(ぱいちゅう)なんかを合せたら、お家でも簡単に中華三昧が出来ちゃいます。

今週末は何しよう?どこ行こう?

折角の旧正月なのですから、ご家族やお友だちでイベントにしちゃって楽しまないとモッタイナイです。
25日まではまだ数日ありますので、お店の予約やお料理をお家で作る準備もまだまだ可能です。ぜひ旧正月イベントを楽しんでみませんか。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。