台風が原因で教室がお休みになる事があります。そんな時には生徒の皆さんには思い出作りを是非して頂きたいと思っています
目次
こんばんは。
今日は台風の影響で、開催予定の私の教室のうち、一か所教室がお休みになり、本部いけばな教室ではいつもよりも空いた時間が多い一日になりました。
空いた時間が多いといっても、その時間に事務などが捗ったのかというと、さらさらそんなことも無いという一日を過ごしている、いけばなの光風流家元 内藤正風です。
まだ熱帯低気圧や温帯低気圧に変わらず、日本列島を縦断中の台風5号。
進路の地域で、被害が出ない事を祈るばかりです。
台風が直接の原因で、教室が休みになる事はほとんどありません
台風の影響で教室がお休みになったって聞くと大半の人が、”風が強くて危ないから” とか、”雨が酷くて危険だから” とかって思われるでしょうが、実はこういう理由で教室がお休みになるって、ごく少数なんです。
ではなにが理由で??というと、台風の影響で教室がお休みになる一番の原因は、「警報」が出た事によるのです。
って言っても、これだけでは解らないですよね。
「警報」が原因で教室が休みになるってどういうことか
台風の時って「暴風警報」とか「波浪警報」や「洪水警報」とかが出ますよね。
朝一番の段階で警報が出ていると、学校関係は全部お休みと言うことになります。
幼稚園児、小学生、中学生、高校生、大学生は全員学校がお休みって事です。
今の様な夏休みだと学校はお休みですが、学童保育に行かれている生徒さんも多いですので、そういう子供たちも学童はお休みになっちゃいます。
そうなると特に小さなお子さん、幼稚園児や小学生のおられるお家では、子供を放っておくわけにはゆきませんから、親御さんかお爺ちゃんお婆ちゃんなどの誰かがお家に居ないといけなくなります。
夫婦とお子さんで生活されているお家では、お父さんかお母さんのどちらかが家に居ないといけなくなりますよね。そうなると、お母さんがお家にいるって場合が多いようです。
お爺ちゃんお婆ちゃんと同居されているお家の場合には、ご両親は仕事を休みにくいのでお爺ちゃんお婆ちゃんがお留守番をしてってことになる場合も結構あります。
ココまで読まれたら理由をお解りいただけましたでしょうか。
台風が来ることから始まる、教室がお休みになるまでの5段活用
そうなんです。
①台風が来る
⇓
②警報が出る
⇓
③子供さんの学校が休校になる
⇓
④誰かがお家に居ないといけなくなる
⇓
⑤お家から離れられないので、いけばなのお稽古に行けなくなるので、生徒さんから欠席の連絡が入る
っていう、五段活用が起こっちゃうと言うことなんです。
雨風の影響で教室にお越しいただくのがあまりにも危険なのでお休みにするような事はほとんど無い
もちろん時には、あまりにも風や雨がひどすぎて危険なので教室をお休みにするって言うこともあります。
しかしそんな暴風雨に見舞われて、教室に来てくださっている皆さんが危険にさらされるから教室をお休みにするなんて言うのは、年に1回有るか無いかってくらいの確率です。(まあほとんどありません)
それよりも、台風だけに限らず大雨に見舞われたりとかして、警報が発せられることによって教室にお越しいただく事が出来なくなることの方が多いのです。
教室に行けなくなったって文句言うのではなく、折角の機会を満喫してもらいたいと思う
私自身は、こういう場合は遠慮なく休んでくださいって申し上げています。
それは私の中では、お子さんやお孫さんに関する事の優先順位は、限りなく一番に近いものであるべきだと思っています。
だってこんな経験、お子さんやお孫さんが小さい時にしかできないんですからーー。
高校生や大学生になって警報出て学校が休みになったら、のんびり部屋で寝ていたりゲームをしたりしていたいでしょう。そうなっちゃうともう親や祖父母の出る幕は全くなくなっちゃいますよね。
今日も台風による警報のお蔭で、沢山の親子が楽しい時間を過ごす事が出来たんだろうなーーって思っています。
いけばなのお稽古はまた次回の教室ですればいいのですし、その時に心おきなく楽しんでいただきますので。
そんな事を思った台風の1日でした。
内藤正風PROFILE
-
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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