「原爆」の日に思う、なぜ核兵器を使われた日本が毎年反省をしないといけないのかと言う ”疑問” と ”違和感”
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こんばんは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。
今日は「原爆の日」です。
72年前の今日、午前8時15分に、アメリカ軍が世界で初めて広島で核兵器を実戦で使用しました。
朝からニュースなどで取り上げられていますので、皆さん目にし耳にされている事と思います。
わたしは戦後世代ですので、原爆投下がされた時の事はリアルタイムでは知らないです。
しかし、学校で習ったり原爆の日の特別番組などでこれまでに見たりして、どういう事が起こったのかということは理解しています。
ちなみにWikipedia先生によると
広島市への原子爆弾投下(ひろしましへのげんしばくだんとうか)は、第二次世界大戦(太平洋戦争)末期の1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分、アメリカ軍が日本の広島市に対して世界で初めて核兵器「リトルボーイ」を実戦使用した出来事である。これは、人類史上初の都市に対する核攻撃である。この核攻撃により当時の広島市の人口35万人(推定)のうち9万 – 16万6千人が被爆から2 – 4か月以内に死亡したとされる[2]。
と書かれています。
毎年この日には、黙祷を捧げるまではしなくとも、亡くなられた方々のご冥福と安寧を心の中で祈っています。
「原爆の日」に毎年感じる ”疑問” と ”違和感”
私は毎年8月6日の「原爆の日」に感じる疑問と違和感があります。
それはコレです↓↓↓
慰霊碑にある石板「安らかに眠ってください 過ちは繰返しませぬから」
「安らかに眠ってください」と言うのはその通りです。
衷心よりそう思います。
しかしその後の文言はどういう事なんでしょうか。
「過ちは繰返しませぬから」
「過ち」って何か
ここで言う”過ち”と言うのは核兵器を使うと言うことですよね。
使ったのはアメリカです。日本ではありません。
そしてアメリカは今現在も核兵器を広島や長崎で使ったことを”過ち”とは認めていないです。
アメリカのスタンスは、核兵器を使ったことで戦争を泥沼化させず早く終わらせることが出来たと考えていますよね。
って事は、ここに書かれている「過ちは繰返しませぬから」と言うのは、日本が過ちを繰り返さないと言うことなのでしょうか。
いつもこの部分で疑問を感じます。
そしてそれとともに大きな違和感を感じます。
なぜ、核兵器を使われて反省をしないといけないのか
核兵器を使った反省を、使った側のアメリカではなく使われた側の日本がしているんです。
おかしくないですか??
これって、「いじめられている子にも問題がある」って言っているのと同じですよね。
それとも、日本が大東亜戦争(私は太平洋戦争と言う名は後付けのものだと思っていますので、ここでは大東亜戦争と書きます)に突入し、敗戦したから負けた側は、戦勝国の無理難題を聞き、白いものを黒と言われたら、黒って言わないといけないって事なんですか?
って事は、ココに書かれている「過ちは繰返しませぬから」と言うのは、核兵器を使われた日本が悪いのですから二度と使われない様に反省しますって意味なのでしょうか。
世界中を見ても、核兵器を使われて反省するのは日本だけだと思う
核兵器を使われた側が、核兵器を使われたことを反省する。。。
おかしくないですか?
その論理で言うと、最近北朝鮮のミサイルが大きな問題になっていまが、北朝鮮がこのミサイルに核兵器を搭載してアメリカに万一打ち込んだら、アメリカは「核兵器を使われるような事をした私達が悪いのです」って反省するのですか?
そんなこと絶対にありえないですよね。
もし仮にそんな事が有ったら、アメリカは全力で北朝鮮を攻撃して何なら国自体を崩壊というか、この世から消し去ってしまうぐらいの事をしてしまうんじゃないでしょうか。
なぜ日本だけが、核兵器を使われているのに核兵器を使われた反省をしないといけないのか。。。
考えれば考えるほど、私には違和感しか生まれてきません。
そんな事を思いながら、今年も8月6日が過ぎてゆこうとしています。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。