いけばなの作品って会場となる現場で作り上げるのですが、実は一番重要なのはその前日までだと言う事をご存知ですか

こんばんは。
週末の「選抜作家いけばな展」に向けて、気合を入れるつもりはないけれど気合も入るし、髪も伸びて気になるし、刈っちゃおう~って思って、バリカンでツーブロックの短い部分だけ刈ったんですが、どうやらその時に鼻水の元栓も一緒に刈っちゃったようで、朝から1日中鼻がズルズルしている、いけばなの光風流家元 内藤正風です。

 

「生け込み」と「下生け」ということについて

さあいよいよ明日は、生け込みになります。

「生け込み」っていうのは、いけばな展の会場で作品を生けて作り上げる事を言います。
いけばなの作品は生(なま)のお花を使いますので、会場に行ってその場で作り上げるしか方法がないのです。

で、今日はこれから明日の生け込みの準備を行うのですが、事前に大雑把に作品を作り上げて料理でいうところの下ごしらえのような事を行うのですが、その事を「下生け」といいます。

「下生け」の大切さ

お料理でも下ごしらえが出来ていればあとは造作もないって言いますよね。
お花も同じで、現場で生ける時ももちろん大切なんですが、実はそれまでで大半の勝負は決まってしまっているって言っても過言ではないのです。
作品のイメージ、材料や器選び、作品を生け込むための事前の準備など。
よく言う”段取り八分”ってやつです。

今回の選抜作家いけばな展の私の作品

今回の私の作品は。。。。。

 

 

教えません~~~~~(笑)

会場にお越しいただく楽しみにしてもらえればなぁ~と思いますが、ちょびっとだけネタバレを。
今の季節は木々の「緑」が一年中で一番美しい季節なので、「緑」を中心にした作品を展示します。

さあそれではこれから「下生け」やっちゃいます~~!!!

 

「選抜作家いけばな展」会期中の在場予定

追伸
選抜作家いけばな展の会期中の私が会場に居る予定につきましては私のBlog、
「選抜作家いけばな展」が、いよいよ今週末になりました。私の在場予定をご案内させて頂きます。
に書かせて頂いていますので、ご覧くださいね。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。