重陽の節句を粋に楽しむ | 日常を楽しくする「小さな楽しみ」の作り方
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ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
明日は9月9日。五節句の一つである「重陽(ちょうよう)の節句」です。
と、この様な話をすると「なに古臭い事を言っているのか。。」と思われる方もあるかと思いますが、日常を楽しくするというのはこういう季節の行事をどう楽しむかにあると私は思っているので、今日はそんな事についてブログを書きたいと思います。
節句は、知識として知っているだけではもったいない
「9月9日は重陽の節句です」と言われて、「ふぅぅぅん」「あっそう」で終わってしまったら、もったいないと思うのです。
ちなみに重陽の節句は「菊の節句」とも呼ばれていて、菊を飾ったり、菊の花を浮かべたお酒をいただいたり、菊を使った料理をいただいたりしながら、無病息災や長寿を願ってきた日になります。そんなせっかく古来より伝わってきた風習なのですから、自分の生活の中に取り入れて楽しんだらいいと思うのです。
例えば、明日は菊の花を一輪飾ってみる。それだけでもいいと思います。
あるいは食用の菊を使った料理をいただいてみる。菊酒を楽しんでみる。そうするとただの昔からの言い伝えが、自分の生活の中に入ってきて、話題が生まれたり、楽しみにつながったり、季節を感じたりすることが出来る様になるのです。
「粋」というのは、ちょっとした楽しみを作ること
私は、こういうことが「粋」の入り口だと思うのです。
別に、ものすごく特別なことをしなくてもいい。高価なものを用意する必要もありません。
ほんの少し花を飾ってみる。いつもと違う料理を一品用意してみる。季節のことを話しながら食事をする。
そして、「今日は重陽の節句だからね」と言って乾杯する。
たったそれだけでいつもの一日とは少し違う時間になり、こういう小さな違いが人生を楽しくしてくれると私は思うのです。
人生は「特別な日」だけが楽しいわけではありません
私たちは、何か特別なことがないと「楽しいことがない」と思ってしまいがちです。
旅行に行く。美味しいものを食べに行く。コンサートに行く。何か大きなイベントに参加する。もちろん、そういう楽しみも大切です。
でも、毎日そんなことをするわけにはいきません。
だからこそ普段の生活の中に、自分で小さな楽しみを作ればいいのです。
今日は重陽の節句だから菊を飾ってみよう。今日は菊花茶を楽しんでみよう。晩御飯は季節を感じるメニューを一品入れてみよう。
そういう「ちょっとしたこと」が、日常に特別感を生み出してくれるのです。
いけばなも、人生を楽しむためのきっかけになればいい
そして、これはいけばなにも通じることだと思っています。
いけばなというと「きれいな作品を作るもの」と思われることが多いですが、それだけではありません。
花を飾ることで季節を感じる。花を見ながら誰かとの話のきっかけになる。花を生けるために少しだけ身の回りを整える。
そうする事によって、いつもの生活の中に、ほんの少し違った時間が生まれます。
これこそが「いけばな」の力だと思うのです。
自分で楽しむ理由を作った一日にしましょう
私は人生を楽しくするというのは、何か大きなことをするのではなくて、こういう小さな楽しみを自分で見つけたり作ったりすることの積み重ねだと思うのです。
昔から伝わってきた行事には、そういう「暮らしを楽しむ知恵」もたくさん詰まっています。だったら「知っているだけ」ではもったいないと思いませんか。
明日は皆さん、どんなふうに過ごされますか。せっかくの重陽の節句ですから、何か一つ、いつもと違うことをしてみませんか。
そうすると、9月9日という一日が、ただカレンダーに書かれている一日ではなく、自分で楽しむ理由を作った特別な一日にすることが出来るのです。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。




