友達や仲間が喜ぶ顔を見るって、なぜこんなに嬉しく感じるのか考えてみました
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
今日はこれから友人と会うので、その移動のバスの中でブログを書いています。
喜びには2つの種類があります
私は「喜び」には大きく分けると2つの種類が有ると思っています。1つは自分目線の喜びで、もう一つは俯瞰的な目線での喜びです。
具体的に言うと、いけばなで例えるならば「自分目線の喜び」と言うのは ”いけばな” の作品を生けて、自分のイメージ通りの作品が出来て満足したり嬉しい!という喜びの事になります。
そして「俯瞰的な目線での喜び」と言うのは、お弟子さんが一生懸命に作品作りをされて自分のイメージ通りの作品が出来上がって満足したり喜んだりされている姿を見て、喜びを感じるという事です。
いけばなで例えた方が、わかりにくかったでしょうか。(笑)
喜びはその人の成長のステップによって違ってくる
さて先に書いた2種類の喜びは、実はその人の成長のステップによって感じるものが変わってくると思います。
どういうことかと言いますと、人が成長してゆく過程の中で、まず最初に感じることが出来る喜びは「自分目線の喜び」から始まります。なにかが自分で出来て嬉しいというように、自己の成長や達成から得られる喜びや満足になります。
そしてそのステップの先に、自分の周りの人が喜んでいる姿を見る事から得られる喜びを感じることが出来るようになるステップに進むことが出来る様になります。
例えば日常生活でいうと、自分が子供の頃に自転車に乗れるようになった時の喜びってどんな感じだったですか。コケながら練習して乗れるようになった時の喜びです。やった~!乗れるようになったで!って感じで、すごく嬉しかったですよね。
一方、自分の子供が自転車の練習をするようになって、子供が試行錯誤したりコケたりしながら頑張ってついに乗れるようになった時の喜びってどうでしたか。私は自分が自転車に乗れた時よりも、子供が自転車に乗れるようになった時の方が、もっともっと嬉しかったです。なんていうんでしょうか、自分の時の嬉しさは爆発するような嬉しさで、子供の時の嬉しさは、深いところからじわ~んと広がってくるような包み込まれるような嬉しさと共に幸せ感も伴った感じでした。
これこそが、人が成功したことを喜ぶ嬉しさの方が、大きいという事なのだと思います。
笑顔って連鎖させるとどんどん大きくなってゆくと思う
今日はこれから、先日の訪中の時に中国の友人から預かってきたお土産を、お渡しするために約束の場所に向かっています。そしてそんな中で、託ってきたお土産を渡して喜んでくれるであろう顔を思い浮かべただけで、なんとなくニマニマしてしまいます。
そしてお土産を手にして喜んでいる姿を、中国の友人に写真や動画で送って、それを見た中国の友人も喜んでくれるかなぁと思っているだけで、これもまたニマニマしてしまいます。
人が喜んでくれるって、本当に大きな喜びであり幸せです。そしてこういう喜びの連鎖って、繋がればつながるほどその喜びは倍増してゆくと私は感じています。なのでこういう連鎖をもっともっと広げていくことが出来たら、自分の人生も友達の人生も、全てひっくるめて一緒に楽しく幸せなものになってゆくと思うのです。
という事で今日はこれから、半笑い状態で待ち合わせ場所に行きたいと思います。(笑)
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。