新春恒例の宮中行事「歌会始の儀」は2024年1月19日に行われます
ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
今日は令和6年の新春恒例の宮中行事「歌会始の儀」についてのお知らせです。
うん、「そんなの誰が興味あるねん。。。」って思われているでしょ。はい、私もそう思います。けれど光風流の皆さんには大切なお知らせになりますので、興味のある方もない方もお読みください。
「歌会始の儀」とは
「歌会始」とは和歌を詠む会のことを「歌会」といい、その会の一年で一番最初に開催されるものの事を「歌会始」といいます。そしてこの歌会始の中で特に有名なのが、宮中において行われている新春恒例の行事「歌会始の儀」になります。
もっと詳しく知りたい人は、ググるなりして調べてみてくださいね。
光風流で創流以来毎年開催している「お題講習会」
新春恒例の宮中行事である「歌会始の儀」について書かれても知らんがなぁ・・と思われているアナタ!実は日本文化と和歌は切っても切れない関係にあるのをご存知でしょうか。
和歌を詠む時には、短冊にしたためますよね。その時に筆で文字を書きますよね。なので書道が発展してきたわけです。歌を詠む時にはお部屋の設えにも気を配りますよね。畳、掛軸、香、床、いけばな、色々な要素がそこには不可欠になります。
なので日本の文化において和歌の存在は根幹であり、言うなれば和歌を縦糸に、そしてさまざまな要素が横糸となって日本の文化は紡ぎ出されているのです。
なので光風流では創流以来、この宮中歌会始で和歌を詠むテーマとして設けられる「お題」をいけばなで表現することを行なっており、その講習会を毎年11月に開催しているのです。
ちなみにこの「歌会始」は宮中の新年行事として開催されているものですので、お題のお花も正月花ということになり、毎年新年に先立ち11月の末に光風流ではお題講習会を開催しているのです。
来年の宮中歌会始は1月19日です
ということで、新春恒例の宮中行事「歌会始の儀」は、来年2024年の1月19日に行われます。
当日はニュースなどで取り上げられて紹介されますので、そんなの見たことも聞いた事もないと言われる方は是非一度ご覧になってみていただければと思います。
そして来年のお題「わ」をいけばなで表現し織田作品は、来年の「歌会始の儀」の当日にご披露させていただきたいと思いますので、楽しみにお待ちいただければ嬉しいです。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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