明日は ”二十四節気” の「処暑」です。これは ”夏バテ要注意” ってお知らせの日になります

二十四節気とは
処暑ってなに？
「処暑」は夏バテ要注意信号の日です
生活の指針、それが二十四節気です

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

明日は二十四節気（にじゅうしせっき）の「処暑（しょしょ）」という日になります。

二十四節気とは

「二十四節気」と言うのは１年を２４等分に分けて、その季節の特徴を名前としたものです。
皆さんがよく耳や目にされるものだと、立春・立夏・立秋・立冬とか、夏至や冬至などもこの二十四節気の中のひとつになります。
ちなみに土用（ウナギを食べる日ですね）とか、八十八夜、入梅などは二十四節気ではなく「雑節（ざっせつ）」と呼ばれるものになり、季節の移り変わりをより細かく知るためのものになります。

処暑ってなに？

「処暑」って聞いても、ふだん目にする言葉じゃないので何のことかよくわからないですよね。「処」と言う文字は古くは「おさまる」と言う意味があるそうで、”暑さがおさまってくる時候” と言う意味だそうです。

暑さがおさまるって言っても、９月一杯くらいまではまだまだ暑さ全開です。今日なんて午前中に堀の手入れに小一時間外に出ていただけで汗だくになりましたから。
半ズボンにビーサンの日々がまだまだ続きます。

とはいえお盆前くらいから、朝晩の気温がちょっと低くなってきたのを感じませんか。
今年は８月８日が「立秋（りっしゅう）」だったのですが、このころからチョット朝晩の空気が変わってきている様には感じます。
そしてときどき空の雲が秋のような風情を感じる時も出てきます。

地球の中や大空では、すでに秋に向けての準備が始まっていていて、着々と季節は進んで行っているって事なのですね。

「処暑」は夏バテ要注意信号の日です

”夏バテ” って聞くと、夏に体調を崩す事を言うように思われている人が多いですが、これ実は違うんです。”夏バテ” とは夏の暑さで体力が弱り、その影響で暑さがマシになったころに体調を崩す事をいうのです。
なので夏に体調が悪いのは、夏バテとは言わないのです。
「処暑」の頃から少しずつ過しやすくなってきて、まさに夏バテの症状が出はじめる季節です。こんな季節こそ夏バテ防止を意識しないといけないのです。

暑いからと言ってクーラーの中ばかりに居るのではなく、しっかりと汗をかく事も必要です。
そして睡眠をしっかりととることも大切です。
シッカリと食事を摂ることも重要ですね。特に今の季節の旬の食べ物は夏バテ防止には効果大とも言われています。
サンマ、秋茄子、カボチャ、オクラとか有りますよね。
他にどんなん有りましたっけ？

生活の指針、それが二十四節気です

二十四節気って言葉をパッと目や耳にすると、「ウザっ！」「古っ！」「面倒くさっ！！」って感じるでしょうが、実はこの二十四節気を少しだけ意識することで、健康に過す事が出来たり、美味しい食べ物を食べる事が出来たり、生活や仕事を豊かにする事が出来るのです。

明日は「処暑」。夏バテ防止を意識して、元気にこの暑さを乗り越えてくださいね。

内藤正風PROFILE

内藤正風

平成５年（1993年）、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。