「展覧会形式の勉強会」を通じて改めて思う、相手と向き合い相手に合わせて話すという事の大切さ
こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
今日は展覧会形式の勉強会のDay2を開催しています。
朝から皆さんご予約の時間にお越し下さり、モデル作品を見ながら解説を熱戦にお聞き下さり、研究を深めてくださっています。
「上手な話し=伝わる」ではない
解説とか説明って言うと、上手にしないといけないとか毎回同じようにしないといけないと思われる方もあると思いますが、私は全くそんな風に思いません。
それは私自身の経験上、講演とか聞いている時に立石に水のようにとうとうとお話をされても全く記憶に残らない方もありますし、同じ方の講演を2度3度聞く機会があった時に毎回まったくお話だと「相手考えずに話されているんだなぁ。。」と興ざめしてしまった事があるからです。
では逆に私が強烈に印象に残ったり記憶から離れない講演ってどんなのだろうと思って考えると、ぼくとつとしたしゃべり方でも思いに溢れていた方のお話や、私に意識を向けて私に寄り添った講演をされた方のお話などは、今でも記憶に残っていたりします。
心の矢印が自分を向いているか相手に向いているか
上手に話すという事って、実は極めて利己的な意識だと私は思います。なぜならそれは、自分自身が思う上手な話し方をしようという事と、上手にしゃべったという満足感を得たいという、心の矢印が相手ではなく自分自身に向いているという事に他ならないからです。
目の前に居る方を喜ばせたいとか満足させたいという思いがあれば、まず相手の顔を見ると思うのです。そして自分が話している事が伝わっているかどうか、理解していただけているかどうかを感じようとすると思うのです。
そんな時に話し方が上手か否かは、意識の上では二の次三の次に自ずとなってくると思うのです。
伝わるというのは上手に話をしたから伝わるのではありません。伝えたいと思う気持ちを込めて話したからこそ伝わるのです。
相手の目や顔を見て「貴方に伝えたいのです」という行動をとったからこそ伝わるのです。
来てくださっている方を喜ばせたい。来てくださっている方の興味があるお話をして差し上げたい。来てくださっている方に役立つ情報を差し上げたい。という意識と行動こそが何より大切なのです。
そんな事を改めて意識する機会になったので、自分の忘備録になればと思い今日のブログにしました。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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