こちらが意図する事を相手にしっかりと伝えたい時には、「置き換え」て表現することの大切さを改めて気づく機会になりました

こんにちは。内藤正風です。
昨日は近畿地方を台風が夜中に通過し、皆さんどうなる事かとヒヤヒヤなさったことと思います。

私もかなり、、、心配。。。。。
して。。。。。

すみません。爆睡している間に通り過ぎていました。

”ファッション”と”いけばな”って近い要素が沢山あるなあと感じた「光風流夏季セミナー」

丁度1週間前に、光風流の夏のお祭り「夏季セミナー」を開催したのは、前日のブログでも紹介させて頂きましたので、ご存じの方も多い事と思います。

もしまだご覧いただいてなくて興味がありましたら、こちら↓↓↓から読んでみて頂ければ嬉しいです。
皆さんの投稿で振り返る、楽しかった光風流の夏のお祭り「夏季セミナー」

今回の夏季セミナーでは、いつも仲良くして頂いている”マドンナ”こと雑賀静さんに特別講師としてお越しいただき講演を行って頂きました。

以前からマドンナと色んなお話をさせて頂いている中で、”ファッション”と”いけばな”って近い要素があると思ってはいましたが、今回の講演をお聞きして、こんなに色んなところで共通するものがあるという事を改めて感じると共に、マドンナとコラボイベントとかもできるやん!!って妄想がフツフツと湧いてきて、いや~面白いなぁとニタニタしています。

さて、そんなマドンナの講演を聞かせて頂きながら内容的に色んな学びがあったのは言うまでもないですが、それと共にもう一つ「そうだよなぁ~~!!!」って事がありました。
それは”置き換えの重要性”という事です。

置き換えの重要性とは何か

”置き換え”って言葉だけでは解らないですよね。
これは、何か1つの事柄について説明するときに、相手の方が得意としている分野や事象などに話を置き換えて説明すると伝わりやすくなるという事です。

今回のセミナーの特別講座でいうと、ファッションの事をいけばなに置き換えて説明をして下さったので、とてもわかりやすかったですし、そのうえ皆さんがとても興味を感じてくださっていたのです。

たとえばファッションについてのお話をするときに専門用語ばかり使われていたらどうなるでしょう?とてもファッションに詳しい人やその道のプロの人ならば理解できるでしょうが、それ以外の人はチンプンカンプンになっちゃいます。
たぶん話しを聞いている人は言葉だけが理解できず、途中から興味を失ってしまい、なんならお昼寝の嵐状態になっちゃっていたかもしれません。(笑)

置き換えることで興味をそそり伝わりやすくなる

今回マドンナは、いけばなのお稽古をはじめて間が無い人でも知っている”体” ”用” ”留” という枝の役割と働きに置き換えてファッションのお話しをして下さる場面がありました。

今回受講されているのは光風流でお稽古されている皆さん方ばかりですので、”体” ”用” ”留” と言う言葉が出てきた時点で自然と体が前のめりになっていたように思います。
やっぱり自分が知っていたり関わっているようなお話が出てくると、興味を持ちやすくなりますよね。

そして聞かれている皆さんが興味を持ってくださるということは、理解をしやすくなる。すなわち「伝わりやすくなる」という効果を生み出すのです。

今回のセミナーでは講義の内容だけではなく、「置き換えの大切さ」ということを改めて意識させてもらう機会になりました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。