映画「キングダム」を見て感じた、人が持つイメージと発信することの大切さ

こんばんは。内藤正風です。

昨日から映画「キングダム」が封切りになりましたね。なのでさっそく封切りに合わせて見に行ってきました。

いや~よかった!!
約2時間半の映画なんですが、気が付いたら終わりになっていたって感じで、あっという間でした。

ちなみにこのキングダムっていうのは、秦の始皇帝が中華の統一を成し遂げた時代の物語の漫画で、現在も絶賛連載中の物語なんです。
そしてこのキングダムはこれまでにアニメにもなり、このたび映画で実写版が作られたのです。

人にはそれぞれが思うイメージがある

漫画やアニメが実写版になるときって、「あれっ?」とか「え~~っ。。。」とかってなっちゃうような場合が結構多いように思うのです。

漫画は絵と文字で書かれていますので、その登場人物をはじめ色々な事柄を頭の中でイメージしながら読んでいますよね。その意味では10人10種類のイメージが構築されています。
そしてアニメは動画として映像も音声もあるので、かなり細部に至るまで作り上げられたイメージが見ている人間に植え付けられています。

なので一般的に漫画やアニメとかの実写版って、見た目、声、表現などなど色んなところで違和感を感じたりすることが多いのですが、この実写版キングダムではそういう違和感がほとんどなかったんです。
いや~逆にここまで作り上げるってマジですごいって驚きました!!!

一度思い込んだイメージの力はとても強い

イメージの力ってホント凄いなって思います。
これって正しいとか間違っているじゃないんです、その人が持っているイメージはそれがその人にとっての正解なんですから。

”いけばな”も皆さんそれぞれにイメージを持たれているものの1つだと思います。
”いけばな”と聞いて、堅苦しい、古臭い、間違えたら先生に竹の定規でピシっって叩かれる、などなどいまだにそんなイメージを持たれている人も多いです。実際にはこんなことは全く違うイメージなんですが、その人にとってはそれが全てなんですよね。

そしてこういうイメージの力って本当に強くて、そうじゃないですよ~っていくら言ってもその人のイメージは変わらないんですよ。言えばいうほど「またまた、自分がいけばなしてるからって、そんなこと言って~」って感じになっちゃうんです。

伝えたいならば発信するしかない

とにかくちゃんと人に知ってもらいたい、伝えたいと思うなら、発信するしかないと思うのです。
今の時代”発信”っていうとネットやSNSなどを思いうかべる方も多いかもしれませんが、決してそういうものだけではありません。
ってか私は、友達や知り合いとの日常会話の中で話題になったり、情報を伝えていくことこそ発信の基本だと思うのです。

いけばなの体験教室を開催するにあたって、誰にも言わなければ伝わっていないのですから誰も興味を持ったりしてくれません。
いけばな展を開催するのに、誰にも案内すらしていなければ、誰も来てくれなくて当然です。

そして案内しても最初からたくさんの人が興味を持ってくれたりすることもありません。
だって芸能人でもないただのオッサンやオバハンにそんな発信力なんてないんですから。だからこそいつもいつも発信し続けてゆくことが大切なんです。

発信はボクシングのパンチと同じ

発信ってボクシングのパンチと同じではないかと思うのです。

有名芸能人のパンチはボクシングでアゴに一発決まったパンチと同じです。その一発でダウンを奪えるし派手なんです。
しかし私たちにはそんな力なんてないのですから、地道にボディーを打ち続けていくしかないんです。効いているのか効いていないのかわからなくてもとにかく打ち込み続けていくしかない。
けれど気が付くと相手は足が動かなくなってきてダウンを奪うことが出来るんです。

まずは案内する事から始めてみましょう

私は”いけばな”が好きなんだ~!今度いけばな展に作品を展示するから見に来て!!体験教室開催するから来てみない??
とにかく声を上げなければ伝わらないんです。知ってもらえないんです。何も始まらないんです。

まずは周りの友達や仲間、知り合いに案内することから始めてみませんか。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。