YOROZU salonを開催して思った「慣れ」の怖さと「トライ&エラー」の大切さ

こんにちは、内藤正風です。

昨日の「YOROZU salon」も無事に終わり、昨夜に染み抜きとクリーニングの尾上昇さんは帰られ、今朝、サンドブラスト&レーザー加工で出展されていた鈴木英一郎さんも帰路に着かれました。

ゆったりとした時間の流れたYOROZU salon

今回のYOROZU salonは、ゆったりとした時間の流れたものになりました。というと、なんか凄く良い言い方になっていますが、お越しくださった方の人数が少なかったという事でもあります。

そんな中、なぜお越しくださる方が少なかったのかという事について考えると、「お盆だから」という理由が一番に思い浮かぶ方も多いかもしれませんが、そんなのはただの言い訳でしかないと私は思っています。
お盆で忙しい方が居られるという事は、逆に言うとお盆だからのんびりしている方もあるという事にほかならないですし、お盆だから家族で出掛けるという方があるという事は、その逆にどこにも行かないという方もあるという事に他ならないのですから。

なので今回のYOROZU salonがこの様になった原因は、自分たちにあるという事で検証をシッカリとしなければならないと思います。

「慣れ」は、えてして悪い方向に作用する

まず1番目に検証しなければならないのは、自分たちの姿勢です。
今回のYOROZU salonは9回目という事で、悪い意味での「慣れ」が出てしまったのだと思います。
慣れているから。。
これまでうまく行っていたから。。。。
いつもと同じように。。。。。
その全てが単なる甘えだし、こんな思考が心の中に1mmでもあったら、悪い方向に物事が進むのは火を見るよりも明らかです。

その意味でまずは、自分たちの思考をシッカリと改めなければならないと思います。

展示の内容準備に、どれだけの労力を使ったのか

YOROZU salonは年間に4回、すなわち3カ月に1回ずつ開催をしています。という事は、YOROZU salonの準備に3か月期間があるという事になります。

この3か月間の間に、どんな準備をしたのか。
例えば、前回の中で思った事を次回に向けて取り入れ準備を行なう。とか、新しい可能性を見出すための取り組みを準備する。とか、今あるものをもっと良くするために練り上げを行なう。とかのように、出来る事はいくらでもあるのです。
準備を出来なかった理由はいくらでも挙げることはできますが、その全てが単なる言い訳でしかなく、自分を甘やかした先に自己成長は絶対にないのです。

お知らせしなければ、誰にも興味を持ってもらう事が出来ない

今回感じたもう1つ大きな点としては、告知不足です。
YOROZU salonでは、始まってから「どなたがお越しくださるかな~」ではその時点で大間違いなのです。YOROZU salonの前日には、○○さんが◇時にお越し下さり、●●さんが△時にお越し下さり、◆◆さんが◎時にお越し下さるという様に予定が出来ていないといけないのです。

これまでにお越しくださった皆様、これまでにご依頼をくださった皆様に、事前にご案内を差し上げなければ何も伝わらないのは当然です。
何を準備して皆様にご紹介しようとしているのか、それよりも何よりも、そもそもYOROZU salonにお越しいただきたいと思っているのかどうかすら皆様に伝わっていないってことです。
そんなところにお越し下さる方が居られないのは当然です。

YOROZU salonは、「検証→仮説→準備→実践」を行なう場です

YOROZU salonは、フリーマーケットやバザーみたいに色んな人が集まって何かを売ればよいというような機会ではありません。
自分たちが日ごろ行なっている本業を、新たな視点で挑戦を行なったり、広い皆様に知っていただいたり、皆様の豊かな人生のお手伝いが出来る様に新しい提案をさせて頂いたりする場でなければなりません。

そしてそのためには、常に挑戦をし続け、自己成長と共になければなりません。楽をしたいとか拝金主義というようなものとは対極に位置するのがYOROZU salonなのです。
開催して得られた結果を「検証」し、より良くするためにはどうしたら良いのか「仮説」を立て、その仮説に基づいて「準備」を行ない、次の機会に「実践」する。という、「検証→仮説→準備→実践」を繰り返してゆく機会なのです。

次回のYOROZU salonは「11月12日(土)」

次回のYOROZU salonは、10回目に開催となります。第10回というと一つの節目でもありますので、大切に開催したいと思いますし、第10回を前にしてこの様に気付きや学びを沢山得ることが出来たのは、意義深い事だとも思っています。

今日から次回のYOROZU salonに向けて準備を行ない、11月12日(土)には皆様に楽しんで頂くと共に役立つ機会として開催をしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。