宮古島でインプットとアウトプットの大切さを話しながら思った、アウトプットの質を高める為に今しなければならない事

こんにちは、内藤正風です。

宮古島から帰ってきて2日目になりました。普通ならばまだまだ宮古島ロスな感じは否めないのでしょうが、今回の宮古島では沢山の気付きがあったので、それをまとめる事に追われていてロスって感じにならずに済んでいます。

良いいけばな作品を生み出したいならば、インプットが大切

今回の宮古島は光風流の先生方と一緒に行ったので、いろんな話をすることが出来ました。その中の1つに「インプット」と「アウトプット」という事がありました。

いけばなを長く行なっていると15年なのか20年なのか個人差はありますが、どこかのタイミングで作品のアイデアがすっと出てこなくなる時があります。
これは作品作りのアイデアに関して、インプットとアウトプットのバランスが崩れて、アウトプットよりもインプットのほうが少なくなってしまったことによって起こることだと私は思っています。

人にはアイデアの袋があると私は思っています。
そしてこのアイデアの袋は無限に何かを生み出せる構造にはなっておらず、アイデアの元になる種(タネ)を常に入れ続けていかないと枯渇してしまうのです。
そしてこのアイデアの元になる種には ”これ” というものがあるのではなく、とにかく色んなものを入れてゆかなければならないのです。読書、観劇、映画鑑賞、旅行、異文化とのふれあい、色々な人との出会いなどなど、人が触れることが出来るであろうあらゆるものがその種になります。
そしてこの種がアイデアの袋の中で、どの様に関わりあったり化学変化を起こすかは全く未知数なで、とにかくこれでもかこれでもかと種を仕込まなければならないのです。

すなわちこの種がインプットという事で、このインプットをしっかりと行なわなければ良いアイデアが浮かばなくなってしまうという事なのです。

アウトプットはその場や機会に合わせて行なう

ではインプットをとにかくしっかりとすればそれで良いアウトプットが出来るのかと言うと、そうではありません。
アウトプットは何でもいいからすればよいという事ではなく、その目的に合わせたものをしなければなりません。すなわち、必要な場面や場所などに合わせて最適なアウトプットを行なうという事です。

たとえばいけばな作品のアイデアを例に挙げるならば、床の間に生けるお花と玄関に生けるお花は違います。和室に生けるお花と洋間に生けるお花は違います。お家で生けるお花といけばな展の会場で生けるお花は違います。屋内に生けるお花と屋外で生けるお花は違います。
なのでその場面場面に合わせたアイデア、すなわちアウトプットが必要だし大切になるのです。

しっかりとしたアウトプットになっていないので、stand fm で配信している「内藤正風のホームルーム」を一旦休止します

そんなことをお話ししながら「あっ!」って思ったのです。
私自身が場面場面に合わせたアウトプットが出来ていない事があるやん。。。って。

私はBlogを毎日書いているのと共に、音声配信を毎日行なっています。
その音声配信ですが、長い間行なっている間にいつの間にかBlogとの役割分担というかそれぞれに合わせた発信が出来ていないなぁ。。って思ったのです。
特徴すなわち魅力のない放送なんて、聞きたいと思わないですもんね。。
なので音声配信はどんな役割を担うようにしたらよいのかを考え、その方針がはっきりするまでは一旦放送を休止したほうが良いなあと思ったのです。

毎日お聞きくださっている皆さんには本当に申し訳ないのですが、このままでは何がしたいのか分からないグダグダな放送になってしまいかねません。
なので放送の一旦休止をご理解いただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。