明日12月13日は「事始め」という節目です。この日は新年の準備を始める日になり、光風流においても創流以来毎年開催しています
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こんばんは、内藤正風です。
今日は朝から「事始め」の準備を行ないました。
「事始め」って聞いても、なんのこと??って思われる方も多い事と思います。最近目や耳にしなくなりましたから。。。
事始めとは「新年の準備を始める日」です
「事始め」って日本古来の節目になり、新年の準備をこの日からスタートする日になります。
なのでテレビなどで「煤払い(すすはらい)」のニュースが取り上げられたりしているのは、まさに迎春準備の大掃除を行なわれているってことなのです。
その他に、祇園などの花街で芸舞妓さんが芸事の師匠やなじみのお茶屋にご挨拶に行く様子をニュースで放送されていたり、以前ならばやくざの事始めがニュースで放送されたりしていました様に、日本の古来より存在しているあらゆる分野において節目とされている節目になります。
光風流でも創流以来毎年「事始め」を開催しています
光風流においても毎年12月13日に「事始め」を開催しています。
ちなみに光風流の事始めでは、今年功績のあった支部や個人の表彰をさせて頂いたり、流派の中核としてご活躍頂く特別な人にだけお渡しさせていただく特別階級の授与をさせて頂いたり、来年度以降の役員を任命させて頂いたりしており、今年を振り返りながら来年に向けての準備をする日になっています。
その意味でいうと、光風流の各事業の中では一番高い格式の行事という事が出来ます。
日ごろ着物は着ませんが、明日は着物を着用します
いけばなをしているというと、着物を日頃から来ていると思われがちですが、実は着物は全く着ません。何なら夏は半ズボンですし、冬もGパンでいる事が大半です。
20代~40代半ばまでは、出掛けていって開催している教室(出稽古)の時にはスーツを着ていましたが、45歳を超えたころに「この年になったらいつもいつもスーツを着て出かけなくてもいいよね。。」って思う様になり、それ以降、日常ではネクタイをすることもなくなり、スーツからジャケットとスラックスになりみたいな感じで、来年還暦を迎える様になったいまでは、ラフな格好で日ごろは過ごさせてもらっています。
こんな私ですが明日の事始めは光風流の事業の中でも一番格式高いものになりますので、ラフな格好というわけにはまいりません。なので着物を着て参加をいたします。ええ、黒紋付羽織袴の第一礼装にて参加いたします。
誰ですか、七五三なのねって思っておられるのは(笑)。世界中のどんなに格式高く高貴なところに行っても通用する、日本人の第一礼装で~す。
来年は、コロナ禍の2年間に積み上げてきたことが一気に形になってゆく時だと思います
昨年、そして今年と丸々2年間コロナ禍で、不自由な期間を過ごしました。しかしそんな中で、普段なら出来なかったことに取組んだり、コロナ禍への対応で新しい事に挑戦したことなどが沢山ありますので、来年はこの2年間に積み上げてきたことが形になり新しい展開がいっぱい生まれてくると思っています。
そんな新しい年に向けて、明日はお越しくださった皆さんと充実した時間を過ごさせていただきたいと思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。