事始めを開催して思った、みんなで分担することの大切さと、そこから生み出されるパワーの大きさ

こんばんは、内藤正風です。

今日は事始めを行ないました。

光風流では毎年12月13日に事始めを行なっており、光風流で開催している行事の中では一番格式高いものといっても過言ではありません。
今年もそんな事始めを無事に開催することが出来たのも、支えてくださる光風流本部役員の先生方のおかげにほかなりません。本当にありがとうございます。

光風流本部の原動力は、各部を担当してくださっている委員長さんです

光風流では事始めの様に毎年決まった日に開催をする定例の行事や、いけばな展などをはじめとする事業を開催していますが、これらをいつもスムーズに執り行う事が出来ているのは、役員の先生方が各部を分担して担当してくださっているからです。

そしてそんな各部門には委員長さんがリーダーとしていて下さり、委員長さんを中心にして様々な事業を開催しています。
なので光風流本部においては各委員長さんが原動力となってくださっているのです。

委員長さんは ”プロデューサー” であり ”ディレクター” です

委員長さんが原動力という風に言うと、全てを行なっていただいているという風に理解される方も少なくないと思います。しかしそれは正しくない理解だと私は思っています。
なぜなら私が委員長さんにこんな風になっていただきたいと思っているのは ”プロデューサー” であり ”ディレクター” としての動きなのです。

ちなみに ”プロデューサー” と ”ディレクター” ってどんな役割なのかウイキペディア先生によると、 ”プロデューサー” とは「制作全体を統括する職務、その現場の責任者を指す」と書かれており、 ”ディレクター” とは「制作物の作品としての質に責任を持つ者のこと。その責務を全うするために、企画・立案・制作に関与して業務全般をつかさどる場合もある。」と書かれています。

すなわち、企画・立案・制作に関する指揮者ということなのです。

誰かが旗振り役をするから、歩みが進むのです

人間ってひとりで出来る事には限りがあります。だって1日24時間しかないのはみんな一緒ですし、その中で色々なスケジュールがあり、何か一つの事に費やすことが出来る時間には限りがあるのですから。

なので使える時間に限りがあるという事はすなわち出来る事に限りがあるという事にほかならず、そんな限られた中で何かを行なおうとしたら、複数の人たちで分担しなければ品質の低下を招いてしまうのは、言うまでもないと思います。

ではそんな中で委員長さんは何をしたらよいのかというと、旗振り役だと私は思っています。
「こんな事をしたい」という旗振り役、「色々な人に分担していただく」様にお願いをする旗振り役、すなわち新しい企画を立ち上げてその事柄がスムーズに進んでゆく様に全体を調整してゆく役割だと思っています。

みんなで各部を分担したほうが良い成果に結びつきます

私は事あるごとに光風流本部の全ての委員長さんにお願いさせていただいていることがあります。それは、「事業の当日に委員長さんがしないといけない事があるという事は、準備不足という事の表れです。事業の当日には委員長さんは直接しないといけない事が何もない状態で全体を把握しながら、その時に起こった事態に対応したり手薄なところにサポートに入ったりすることが出来るようにしておいてください」という事です。

自分で全部しなければと思っていただける責任感はとてもありがたい事です。しかしそのことによって逆に歩みを遅くしたり可能性を小さくしたりするのならば、その行動は変えたほうが良いと思うのです。

これからも役員の先生方と共に、一歩がたとえどんなに小さくとも良いので、確実に歩みを積み重ねてゆきたいと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。