光風流いけばな展において展示した私の作品を、私の思いなどをお聞きいただきながらご覧ください

こんにちは、内藤正風です。

昨日のBlogでも書きましたが、光風流いけばな展を無事に終えることが出来ました。
光風流いけばな展は本日無事に終わりました。しかし実は「まだ終わっていない光風流いけばな展」があるのです

コロナ禍にも関わらず開催することが出来たのは、偶然なのかもしれません

新型コロナウイルスの拡散防止のために色々な事を自粛しましょうという世になってから半年以上が経ちました。
その様な中で光風流いけばな展を開催することが出来たのは、偶然というか、神仏の思し召しなんだろうなと思っています。
とはいえ、私は決して宗教に傾倒しているわけではありませんので、そういう意味で言っているのではありません。

世の中の皆さんが、コロナ禍に出来る事から行動を起こさないといけないよねと言う気持ちをお持ちになられるようになったという事や、先週の4連休において沢山の方がお出掛けをされ、そういう中でお出掛けするという事に対するハードルが低くなったという事、新コロについて理解が深まってきて、マスクと手指アルコール消毒と換気をしっかりとしていると、かなり感染のリスクを下げることが出来るという事が分かってきたという事などなど、以前とは状況が大きく変わってきました。

とはいえ、9月に光風流いけばな展を開催するという事はこの状況を見ながら日程を決定したのではなく、昨年に事業を計画した時点から日程は決めており、「先の事はどうなるかわかりませんので、とにかく準備は粛々と進めてゆきましょう。そして開催する事が不可能なようならば延期という選択を行なえばいいのですから」という考えのもと、光風流の役員や実行委員会の皆さん、作品を展示される皆さんとともに歩みを進めてきました。

なので今回の光風流いけばな展をこういう状況の中で開催することが出来たのは、たまたまというか偶然こんな風に環境が整ったという事なので、神仏の思し召しであり偶然だと思っています。

「求めよ さらば与えられん」

「求めよ さらば与えられん」という言葉は真理だなあという経験は度々しています。
作品を作るにあたっても、「こういう材料は無いかなぁ」と思って動いていると、なぜか手に入るようになったりする経験は数知れずあります。

与えられるのを待つのではなく自ら積極的に努力することで、よい結果が得られるというこの言葉の意味のとおり、何とかなってゆくのです。

今回の光風流いけばな展も、展覧会に関わってくださっているすべての皆さんの「いけばな展を開催したい!!!」という思いが通じて、機会が与えられたのだと思います。

とても沢山の皆さんが会場にお越しくださいました

8月の段階では、「いけばな展を開催しても状況によってはどなたもお越しになられないかもしれないですね」という話までしていたのですが、蓋を開けてみたらびっくりぽん。
もの凄く沢山の皆さんがお越し下さり、こんなにも大盛況になるとは思っていませんでした。

この事もまさに「求めよ さらば与えられん」であり、光風流の皆さんの「創流60周年を盛り上げたい」と言う熱い思いが通じたのだと感じています。

まだまだ「お出掛けが怖い」方がおられるのも事実です

とはいえ、まだまだお出掛けをするのが怖かったり気が引けたりされる方が多いのもまぎれもない事実だと思います。
なので今回のいけばな展では準備の段階から、「会場に来なくても楽しむことが出来る”いけばな展”」を目指して企画を行なってきました。

とはいえ、そういう事のスペシャリストなんて光風流の中に誰もいないので、思いつく事を1つづつ行なっているだけではあります。

そんな取り組みの1つとして、いけばな作品をブログやSNSなどで配信するという事も行なっており、今日は私の作品を動画で紹介させて頂こうと思います。

私の作品の意図や説明もご覧ください

ただ単に作品だけをダラダラと見ていても楽しくはありません。なのでこの動画では、私が作り上げた作品について最初のスター時の思いや、どんな意図をもって作品を作りあげたのかなどについてお話をさせていただきながら、作品の動画をご覧頂く事が出来るようにしています。

動画は6分30秒程度ですので、サクッとお楽しみいただけると思います。
わたくし内藤の作品をお楽しみください。
音が出ますのでボリュームにはくれぐれもお気を付け下さいね。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。