自分の思い通りになる事なんてほとんどありません。不平不満は吐き出しても我が身に帰ってくるだけです。思うようにならないからこそ思考錯誤や思案をする楽しさが生まれるのです

こんばんは。内藤正風です。

今日は空いた時間なくスケジュールをこなして1日が終わりました。
そんな中で時々隙間時間にSNSを見ていたのですが、不平不満を書かれていて残念だなぁ。。そんな事しなければもっと幸せになることが出来るのにって思う場面があったので、今日はそんなことについてブログを書きたいと思います。

自分の思い通りになる事なんて、ほとんどありません

自分の思い通りにならないとすぐに不平不満を言ったり、他の人に八つ当たりをする人がいます。
そういう人って残念だなぁ。。って思います。
だって不平不満を言ったり八つ当たりをすることで、その人が自分の信頼を無くしていっているだけなんですから。

人間、自分の思い通りになる様な事なんて、まずほとんどないと私は思っています。
天皇陛下はこの世で唯一無二の存在ですが、きっとご不自由な事ばかりなんだろうなぁと推察申し上げます。
政治のトップである総理大臣も、自分の思うようにならず四苦八苦していますよね。
そんな大きな存在でも思うようにならないのに、私たちのような一般ピーポーが生きていく中で思うようになることなんてほとんどないと思います。

思うようにならないからこそ、思考錯誤や思案をする楽しさが生まれる

仮にすべてが思うようになったらどんな人生になると思いますか?絶対に面白くないですよ。
だって、たとえばTVゲームは、中々クリアできないのを思考錯誤したりスキルを身につけたりすることで、少しずつクリアできるようになるから面白いんですよね。
たとえばゴルフも、すぐにホールインワンばっかりでコースを回ることが出来るようになったら、絶対に皆さんこんなに熱中しないですよね。

思うようにならないから面白いんです。
思うようにならないから、考えたり思考錯誤したりする楽しみが生まれるのです。

なのに不平不満を言ったり他の人に八つ当たりしたりするという事は、TVゲームが思うようにできないからと言って友達に悪態をついているガキンチョと同じレベルの行動です。
ゴルフのショットが思うようにならないからと言って、クラブを投げ捨てたり折ったりしている低俗親父と同じことをしているってことだと思います。

不平不満は吐き出しても、我が身に帰ってくるだけです

日本には古来より、全てのものに精霊が宿るという考え方があり、その八百万という考え方を中心にこれまで歴史を積み重ねてきた民族です。
台所には台所の神様、トイレにはトイレの神様、道端の木々や石ひとつにまで、敬いと畏れをもって大切にし、その様な中で言葉には「言霊」という力があると言われていますし、私はこれは絶対にその通りだと思っています。

汚い言葉を使う人は、その人の内面が自分で気づかないうちにどんどん汚くなっていっています。
不平不満しか言わない人は「負の言葉」しか吐いていませんから、その人の周りでは負の連鎖しか起こっていません。
人に八つ当たりをする人は、八つ当たりという有形無形の暴力を発していますから、その力は結局ブーメランになって自らに帰ってきています。

そんな無駄な事というか、自らを貶めたり傷つけたりする様な事から、良いことが導き出されたり生まれたりしないというのは、明白な事なのです。

もっと素直な気持ちになり、周りに目や耳を向けて、すべてを受け入れることから始めてみませんか

こういう方は自らで被害妄想にまみれて、自分が正しく周りが間違っているという心の病に取りつかれているのだと私は思います。
素直な気持ちになってと申し上げても「私は素直だ!」と言われるかもしれません。なのでまずは周りに目や耳を向けて、目にしたものや聞いたものをそのまま受け入れることから始めてみたらどうかと思います。

賢いのならば、阿保のふりをするのも大切な事ではないでしょうか

自分の思い通りにならないからと言って、周りの人に不平不満を言ったり八つ当たりをしても、何一つ事態は好転はしません。何なら逆に悪くなるばかりです。
せっかく周りにいる仲間を敵対視し、人心が離れてゆくような行動を繰り返すだなんて、本当にもったいない事だと思います。

能ある鷹は爪隠す、あるいは、柔よく剛を制すと言うことわざがある様に、賢いのならば阿保のふりをするという事も大切な事ではないでしょうか。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。