台風情報を集めながら思い出した、子供の様な感性をいつまでも持ち続ける事が、人生を豊かにする秘訣ではないかなぁということ
こんにちは。内藤正風です。
台風が来ていますね。今回の台風は経路がいつもと違うのでとても心配しています。
普通台風が日本に上陸するのは、沖縄方面から近づいてきて西から東へ抜けてゆきます。
しかし今回の台風は東から来て西へ抜けるという、普段とは全く逆の動きをするので、どんな影響が出るのか怖いなーと思っています。
最近の異常気象は何かの前触れなのか
そして台風の影響もそうですが、この変な天候も恐いなーと思っています。毎日最高気温を更新するような異常な暑さ、雨も夕立とかの降り方ではなくスコールの様な降り方、そして今回の今までに絶対なかった台風の経路、あまりの異常気象になにか本当に大きな天変地異の前触れの様な印象すら感じずにはいられません。
子供の頃は台風が来るっていうと何かワクワクしていました
天変地異の前触れかも。。。な~んて言っている私ですが、子供の頃には台風が来るっていうと、非日常感と言うか何が起こるんだろうっていうような気持ちで”ワクワク”していた記憶があります。
最近は台風が来るって言っても皆さん特別な事は何もしないですが、私が子供の頃には台風が来るというと地域みんなが防災モードに入って台風が来る準備をしていました。
例えば雨戸を閉めてその雨戸が風で飛ばされない様に釘で打ち付けていたり、台風が近づくと停電をするのでロウソクを買ってきたり、食べ物や飲み物を買っておいたりと、自分の家だけではなくて隣近所みんながそんな風にしていました。
こんな様子を子供から見ていると、何か一種のお祭り状態というか非日常がそこにはあって、ウキウキわくわくしていました。
大人から見たら「こらこらー、変にテンション高いしお前たち遊びやないんやぞ~」って感じなんでしょうがね。(笑)(笑)
子供は「楽しむ」天才
こんな事を思い出していると、子供って「楽しむ」って事に関しては天才だなーって思います。
自分自身の子供の頃を思い出しても、自分の子供たちの幼かったころを振り返っても、お稽古に来られている皆さんや友達の子供を見ていても、みんな楽しむ天才なんですよね。
小さな空き箱が一つあればそれを車に見立てて走らせてみたり、お母さんやお婆ちゃんのお花のお稽古についてきている子供は、お稽古の残りの枝を剣に見立ててチャンバラしていたり、オモチャなんて無くても自分でおもちゃを作り出してしまうんですよね。
先に書いた台風のときなんかでも、非日常の空気感を満喫して楽しんでいるし、その一瞬一瞬の中で”面白そう”とか”たのしそう”とかっていう事に敏感にアンテナが反応しますし、何よりも貪欲にそう言う事を求めていますよね。
いつまでも子供の頃の感性を持ち続けたい
こういう感覚って、いつの間に忘れちゃったのでしょうね。
ワクワクする感覚、目をキラキラさせて楽しんでいる姿、なんにでも興味を持つ感性、全ての人が子どもの頃には持っていたはずなんですから。
大人になるにつれて色んなものを背負い込んでいくうちに、そう言う感覚に蓋をしていっちゃっているんですかね。
ピュアな感性ってすなわち感動する心に結びつくと思うんです。感動とは心が何かを感じて動くって事ですよね。
太陽の美しさに心が動く、木々の緑の葉のそよぎに心が動く、自分の頭の中で色々な妄想をする、誰かに何かをしてもらった時に感謝の気持ちで心が動く、日常の中から小さな面白いを見つけ出す、挙げればキリがないですが、そういう感覚をいつも忘れずにいたら人生ってもっともっと毎日が楽しく出来るんだろうなって思うのです。
子供の様な感覚を持ち続けるオトナで居たいですね。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。