素敵だな~とか、綺麗だな~とか感じると、やっぱり思うのです。 「この器に花を生けてみたいな~って(笑)」
こんにちは。光風流家元 内藤正風です。
今日は神戸の北野でとても素敵なものを見てきました。
それは、、、、、
青空!!(笑)
嘘です。
いやホントです。。
いや急に気温が下がった関係なのか、青空がとても綺麗だったので自撮りしたのですが。。。
見に行ってきたとても素敵なものは、青空ではなくこれです↓↓↓
これはガラスに漆をコーティングされた洋食器なんです。
パッと見、特に写真だと、この風合いの素敵さが伝えられないのがとても悔しいのですが、独特の風合いがあり、凄い存在感を放っているのです。
ガラスに漆を塗ると、普通はペローンて簡単にはがれちゃいます。
しかし特殊な技法をあみだされて、食洗機に掛けても大丈夫なレベルにまで仕上げられているんです。
この技術をあみだされた和歌山黒江塗の藤井嘉彦さんにもお出会いさせて頂き、ご挨拶させて頂きました。
で、今回この展示会にお伺いさせて頂いた一番の目的、神戸在住のデザイナーの稲葉絵理さんがこのガラスと漆の食器でデザインされた器が、最っ高~にシャレオツでした。
コンセプトは、真珠との繋がりが深い港町神戸のイメージを、パールの質感と漆の色彩で表現されています。
色は七種類。
朝もやの海のかすかな輝きを思わせる ブラックパール・ホワイトパール
日中の穏やかな白波の情景を切り取った ブルーパール
夕暮れ前の優しい光を波間に映した ピンクパール
西からの夕日をうけて輝く水面を描いた ゴールド
陽が落ちて静寂に包まれた海を感じさせる ロイヤルブルー
闇夜の深く遠い海へと誘う 漆黒
私はこの、ブルーパールの器に惹かれました。
派手ではなく地味でもなく、その存在がしっかりと伝わってくる。
素敵だな~とか、綺麗だな~とか感じると、やっぱり思うのです。
「この器に花を生けてみたいな~って(笑)」
すみません「いけばな馬鹿」で(笑)(笑)(笑)
色んな刺激を受ける事が出来、とっても素敵な時間を過す事が出来、今日は笑顔が自然にあふれる一日になりました。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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