失敗してはいけない。成功しなくちゃ。って思うことに、何の意味も価値もありません。その先を見ようとする事が大切なのです。
こんにちは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。
今年もはや半年が終わっちゃいましたね。
「光陰矢のごとし」って言いますが、本当に日の経つのは早いです。
時の経過は万人に平等に進んでいる
けれどこの時間の進み方だけは全ての人に平等ですよね。
お金持ちであろうと貧乏であろうと、男性であろうと女性であろうと、年配であろうと若かろうと、1日24時間、1時間60分っていうのは変わらないです。
そう考えると半年が経過したと言う事が重要なのではなく、その半年間の間に何をしたのかという事が大切なんだよなぁって思います。
成功を良しとしても未来は輝かない
人はついつい成果を重視しがちです。
こんな事が出来た。こんな成功をした。。。。
けれどこれってただの結果でしかないと私は思うのです。
結果っていうのは、成功もある代わりに失敗も必ずあります。なのに人は「成功は良い事」、「失敗は悪い事」って勝手に決めつけて自分を縛りつけてしまっているように思います。
成功と失敗というのは物事の一側面で判断していたり、短期的な視野でしか物事を見ていない事の現れだと私は思っています。
だって、今成功した事例が有っても、その成功で気をよくして、その後何もせずに尻すぼみになってしまったら、それは結果としては失敗したって事ですよね。
逆に、今失敗した事例が有っても、その失敗の中から検証したり改革したりして次に結び付けて、最終的に成功していれば、それは結果として成功したって事ですよね。
結果だけを見るのではなく、その先を見る事が重要です
1つの失敗がダメなのではなく、その経験から何を得て何を学び次へ結びつけるのか。あるいは、1つの成功も、その成功に奢ることなくノウハウを積み重ねるとともに新しい挑戦を行い続けるのか。
簡単にいうならば、試行錯誤しながら成功するまで続ければ、全員が成功できるのだと思います。
目標が10だとしたら、そのうちの1でも達成出来たら成功です。1出来た人は2を目指せばいい。2を目指したけれど出来なかった時には、何故できなかったのか?どこが悪かったのかを考えてもう一度挑戦すればいい。その繰り返しと積み重ねで目指しているものに近付いていったらいいのです。
とにかく動けばいい。動いた先にヒントやアイデアが生まれるのです
成功をめざし挑戦し続けている人だけが未来に生き残る事が出来る可能性のある人だと思います。
失敗は成功へのステップの一つでしかありません。
ステップを一つづつ積み重ねるからこそ目標の段階にたどり着けるのです。
残りの半年、こんな事をしたよ!こんな挑戦をしたよ!!って、12月の末には笑いながら一つでも沢山言う事が出来るようにしましょうねーー。
私ももっともっと動きます。挑戦します。楽しみます。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。