最近の正月は全然お正月っぽくないなぁって思われているあなた。 門松なんて。。。って思われているあなた。 たったこれだけで素敵な空間と幸せが手に入りますよ。

こんばんは!光風流家元 内藤正風です。

昨日は朝から、姫路にある設計&工務店の「ヤマヒロ」さんのモデルハウスでいけばな作品の写真撮影を行ってきました。
まだ公表できないので詳しくはご案内できないのですが、生活の中のいろいろな節目やシーンを彩るお花という切り口で、毎回写真撮影をしています。

IMG_8113

モデルハウスみたいなシャレオツな空間だから出来るんだよ〜!って思われているあなた。
そうです!!確かにそういうお花もあります。
飾るのにある程度の広さがあったりするからこそできる場所もあります。

しか~し!!!それだけだったら、私がする意味が無ぁぁ~~~~~い!!!

わたしがそんな事で終始するはずがないじゃないですか(笑)(笑)(笑)

毎回撮影では、そういうありがちなシチュエーションではなく、例えばむっちゃ狭いとか、通常はお花を飾る場所では無い所などに、こんな事出来るんですよ~って感じのお花の提案をして、作品写真を撮影してもらっています。

今回もそういう作品を数点生けたのですが、その中の1つを紹介します。

みなさんは門松を飾られていますか?
そんなの玄関前に置く場所無いって思われたあなた!
そんなものにお金なんて掛けることできないよ〜!って思われたあなた。
それは門松についてちゃんと理解されていないからそうなっちゃうのです。

そもそも門松は、新年を迎えるにあたって新しい歳神様に来て頂くための目印なんです。

以前に「神様は尖ったものフェチなんですよ」ってお話をブログ
お正月に松を飾る理由
で紹介しましたよね。
この中でも書いたように、松は神様にお越しいただくための言うなればランドマークなんです。

なので門松は
会社が儲かっているから経費使わないと。。。
門松無いとお正月っぽくないし。。。。
正月には飾る決まりだから、よくわかんないけど飾ってる。。。。。
って事で飾っているものではないのです(笑)

皆さんが目にされる「門松」、あれはかなり装飾的要素がプラスされています。
難を福に転じる「南天」、規則正しく節を重ねてまっすぐに伸びる「竹」などなど、確かに祝意はありますが、門松に無くてはならないものではないのです。

門松に無くてはならないもの。。。それは「松」です。

なので、こんな門松を玄関に飾ってみました。

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どうですか?
この玄関かなり立派なつくりなんですが、それでも全然存在感として負けていませんし、逆にシャレオツだと思いませんか?

IMG_8122

枝松一本、奉書一枚、水引二本、たったこれだけです。
このままマンションやアパートの玄関でも、最高にマッチします。
バッチリOKです(^^)b

最近お正月っぽくないなぁって思われているあなた。
門松なんて。。。って思われているあなた。
たったこれだけでとっても素敵な空間を作れますし、歳徳神もあなたのお家にちゃんと来てくださいますので、来年はあなたやご家族にとってとっても素敵な年になること間違いなしですよ!!

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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