良いモノを作りたいならば、アイデアは子供の無邪気な心で発想し、そのアイデアを自分が持つ知識と技術をフル活用して具現化すればよいのです
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
最近の光風流本部いけばな教室のお稽古では、5月に開催する「光風流いけばな展」の作品作りのお稽古にお越しになられる方が多くなってきました。
そんな中、私が考える作品作りに際して大切にするべきだと思うのは、「アイデアは無邪気に、具現化は持てる力をフルに使って」という事です。
今日はそんな事について、光風流いけばな展に作品を出瓶される皆さんへの業務連絡という訳でもありませんが、ブログを書き進めたいと思います。
アイデアとは自分の内面から生まれてくる
いけばな展のスタートは「アイデア」から始まります。これは作品作りも、いけばな展の企画運営も同じです。
ただここで間違えないでもらいたいのは、「アイデア=適当な思い付き」と思われる方もありますが、実はそうではないという事です。
ではアイデアとは何かというと、物事の中核となる考えの事であって、それはすなわちその人自身の現れに他ならないのです。
分かりやすく言うならば、他所で目にした誰かのアイデアをそのままパクってきても、良いモノには絶対にならないという事です。なぜなら、パクっただけのアイデアには自分の内面から生まれてきたものが含まれていない、ただの抜け殻だからです。
アイデアに必要なのは熱さです
自分の内面から生まれてきたものとはすなわち、「○○がしたい」という思いです。たとえばいけばなの作品ならば、「この材料が使いたい」とか、「この器が使いたい」とか、「こんなイメージを形にしたい」という事です。これらはいけばな展を企画するときも同じことが言えます。
なのでアイデアは思い付きで良いのです。子供のような無邪気な気持ちで自由に発想すれば良いのです。
ちなみにここで大切なのは、適当な思い付きではなく「自己の内面から湧き出してきた思い」でなければならないと言う事です。
アイデアを形にするためには、知識と技術が必要です
その人の内面から出てきた「面白いやん!」とか「やってみたい!」というアイデアが思い浮かんだとしたら、その次には全く違う要素が必要になってきます。それは知識と技術です。
アイデアを形にするという作業は、ある種の「不可能への挑戦」という要素が含まれてきます。たとえば未経験の事や新しい事への挑戦、あるいは自分なりの創意工夫を求められるようになるという事です。
そんなとき役立つのは自分の持っている知識や技術にほかならず、より多くの知識や技術を学んだり習得して持っているほど、アイデアを形にしやすくなるという事は、言うまでもなくお分かりいただけると思います。
どうでしょうか。「アイデアは子供の気持ちで無邪気に発送し、それを実現するためには自分の持てる限りの知識や技術をフルに活用して具現化する」という事について書き進めてまいりましたが、お分かり頂けましたでしょうか。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。




