1月30日の神戸新聞に、「節分鬼遣」と題した私のいけばな作品を掲載していただきました

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

いよいよ今日は1月30日。「えっ、もう2月なの」って思われている方も多いかと思います。2月と言えば節分ですね。節分を過ぎれば名実ともに新しい年という事になります。

内藤、新聞に載っちゃいました

内藤、新聞に載っちゃいました。と言っても、悪いことをして載ったのではありません。(笑)
神戸新聞で毎月1回づつ連載されている「季の花」という紙面があるのですが、こちらに私の作品が掲載されたのです。

「季の花」は、兵庫県いけばな協会の役員が交代で作品を掲載しており、その様な中で私も担当させていただいているのです。
今回掲載された紙面はこちらです ↓↓

2月と言えば「節分」です

2月は私たちにとって忘れてはならない節目、「節分」があります。
「節分」とは、その文字が表しているように季節を分ける日になります。つまり本来は春夏秋冬の4回あるものなのですが、その中でも1年の始まりとなる冬と春を分ける日が特に大きな節目という事で、今のように2月に取り上げられるようになったのです。

したがって節分の考え方としては立春・立夏・立秋・立冬の前日の事をさし、今年の立春は2月4日ですので、節分はその前日の2月3日になるという事です。

豆を撒いて、新しい季節に悪い事が起こらない様に安寧を祈る

節分と言えば、豆まきですね。
ちなみにこの豆まきの歴史はかなり古く、南北朝時代や室町時代から行なわれています。昔は悪い事は「魔」によって引き起こされると考えられており、新しい季節に悪い事が起こらない様に家族や地域の安寧を望んでいたという事がよく解ります。

ちなみに豆を撒くようになったのは、古来より穀物は神様からの下され物として、生命力の象徴、そして魔除けの力が備わっていると考えられることによります。なので豆撒きが行われるようになる前には、米を使っていた時代もあるそうです。

あとこれは日本人が大好きな語呂合わせではありますが、鬼の目、すなわち魔目に豆を投げつけて鬼を滅する「魔滅」ということで、鬼に豆をぶつけて邪気を払い一年の無病息災を願うとも言われているのは、皆さんよくご存じだと思います。

日本古来の風習って古臭いのではなく、アニメや漫画に影響を与えていると思うのです

豆撒き以外にも、節分の魔除けには「柊鰯(ひいらぎいわし)」という風習もあります。これは柊の枝と焼いた鰯の頭を家の出入り口に挿して魔除けとしたものになります。
これは、鰯を焼く臭いと煙が鬼は大嫌いなので近寄れなくすると共に、もしそれでも家に近づいて来た時には柊の葉の棘で鬼の目を刺して出入り口から中に入ることが出来なくする、2段構えの魔除けになります。

これらの豆撒きや柊鰯の風習を見ていると、無敵に思えるような存在にも思わぬ弱点があったり、1つの方策ではなく2つ3つの方策を講じる事によってその効果が発揮されるようになるっていう考え方は、今の日本のアニメやゲームに、知らず知らずに影響を与えているような気が私はして面白いなぁなんて思ったりもしています。

節分の魔除けをお花で生け表してみました

という事で、節分の魔除けとして棘のあるヒイラギが古来より用いられていますので、ヒイラギのように葉に棘のある「ヒイラギナンテン」と枝自体が棘だらけの「カラタチ」を主材にして全体的な形を作り、そこに赤鬼を連想させる「アンスリューム」を取り合わせて生け、「節分鬼遣(せつぶんおにやらい)」と名付けました。

この1年が平和で安寧な年になる様に生け上げた作品です。新聞紙面では小さな写真でしたので、本ブログでは原本の写真を掲載させて頂きますので、お楽しみいただければ嬉しいです。

花材・カラタチ、ヒイラギナンテン、アンスリューム

花器・陶器製変形壷

敷板・光風流組合せ花台

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。