貴方のその告知は誰にも届いていません。もし「しっかりと伝えたい」のならば、何度も繰り返すことが重要です

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

昨日の「YOROZU salon」は、出店者の皆様やお越しくださった皆様と一緒に、とても楽しい時間を過ごさせていただくことが出来ました。
やっぱり人が集まるって、凄い活気や活力、そしてパワーがあるという事を改めて感じる機会になりました。

お知らせしなければ、誰にも興味を持ってもらう事が出来ない

そんな昨日の「YOROZU salon」では、「こちらが思っているほど物事は伝わっていない」という事を改めて感じる機会になりました。
というのも昨日の出店してくださっている方から、「いけばなの作品も一緒に見ることが出来ると思っている方が居られる」というお話をお聞きさせていただいたからです。

これは私共が行なっているいけばなでも同じことが言えるのですが、講習会やイベントの案内、いけばな展の案内など、自分の周りの皆さんにお知らせしなければならないことはいっぱいあります。
しかし実はこういう情報って、知っていただきたい人にまで届いていなかったり、届いていても理解をちゃんと得ることが出来ずに「ふ~ん」で終わってしまっていたりすることが多々あります。すなわち、圧倒的な告知不足という事です。

自分ではお知らせしているし告知しているので「皆さん正しく理解してくださっているし、皆さんお越しくださる」なんて思っていても、その状態では圧倒的に告知が足りません。つもりになっているという事なのです。

貴方は有名芸能人ですか?でなければ貴方から発信された情報なんて誰の目にも留まっていません

告知をしましたか?とお聞きするとほぼ大半の方が、案内葉書を送りました。とか、ツイッターやFacebookやInstagramで投稿をしましたって仰られます。そこで案内葉書を送りましたって仰られる方に、案内葉書を送られた後に相手の方に向けてどのような行動をされましたか?ってお聞きすると何にもされていなかったりします。
SNSの投稿も同じです。1回投稿したら終わり。それじゃあ絶対に伝わっていません。
だって私たちがお送りした案内葉書なんて、さっと見て「ふ~ん」って思ってゴミ箱に直行かもしれません。私たちが投降したSNSなんて、あっという間にタイムライン上を流れてしまって終わりです。

皆さんが目を皿のようにしてご覧いただくことが出来る可能性があるのは、自分が大好きな有名人からの葉書やSNSくらいでしょう。つまり、貴方は土屋太鳳ですか?それとも広瀬すずですか?あるいは、あなたのファンやフォロワーは何十万人おられるのですか?という事です。
もしそうでないのならば、貴方の発信した情報なんて誰も見ていません。残念ながら。もちろん私の投稿も同じで、ごく一部の限られた人の目にしか触れていないのです。

伝えたい事は、何度も何度も繰り返すことが大切です

とはいえ諦める必要は全くありません。伝えたい案内がちゃんと相手に伝わる簡単な方法がります。
それは、何度も何度も繰り返して告知するという事です。

例えば先に書いたいけばな展の案内葉書で例を挙げてみますと、まず一番最初に開催予定日の2か月前くらいに案内葉書を郵送なり手渡しなりします。そこから10日とか2週間とかくらい毎に、メールやラインで自分の作品制作の現状について、例えば「器を探しに行ってきました」とか「今日は作品のデッサンをしました」、あるいは「今日はいけばな展の作品の下準備をしました」みたいな感じでお知らせを行ない続けると良いのではないかと思うのです。
そうすれば、近況報告とか楽しんでいるよ~的な感じのメールやラインをしながら、相手の方にいけばな展に興味を持ってもらい、○○さんが頑張っているみたいだから見に行こうかなぁ~。っていう気持ちになってもらう事が出来る様になってくると思うのです。

行動しなければ成果は生まれません

ここまで読んで「うんそれは分かっている。けれど。。。」なんて思っている方、仕事が忙しいとか、パソコンやスマホが苦手とか、家が忙しいとか、出来ない理由探しなんていくらでもできます。しかし、出来ない理由なんていくら探しても、皆さんに情報をしっかりとお届けすることはできないですし、自分自身の成長やレベルアップには全くならないのです。

自分を一歩でも前に進歩させたいとか今よりもレベルアップさせたいと思うのならば、1の行動を起こしましょう。簡単なことです。今ちょっとだけ頑張れば出来る事を行なうってことです。
たとえば、
案内葉書を鞄の中にいつも入れておいて出会う人に順番に渡してゆく。なんてことは簡単です。友達や知っている人に、案内葉書を写メしてLINEやメールでお届けする。これも簡単ですね。
とにかくまずは、今、自分が出来る事からやればいいんです。

そんなことを改めて思う機会になりました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。