今に不平不満を言うよりも、その中にある楽しい事を見つけ出して遊んだ方が絶対に人生豊かになります
ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
寒いっ!!ほんとうに寒いですね。。。
いつもお世話になっている方とランチに行くのに、車から降りてお店まで少し歩いただけで寒い寒い。
今ある状況の中に楽しみはある。
今ある状況を楽しむ。。なんて急に言われても、そんなこと無理って思われる方も多いでしょうね。私自身も、この寒さを楽しめって言われても、無理っ!!って即答します。(笑)
ではこの寒さを楽しむってどういうことかというと、例えば寒いからこそ、お鍋の様な温かいお料理をおいしく感じることができるのですし、あるいは寒い時期だからこそスキー場に行くこともできるのです。
つまり私が言いたいのは、その季節だからこそを楽しむ。その場所だからこそを楽しむ。その天候だからこそを楽しむという意味の、今ある状況を楽しもうとしたり楽しみを見つけるという事なのです。
自分の目線次第で楽しさは見つかる
子どもの頃って、一人でいてもその時々を楽しんでいましたよね。鉛筆を一本持っていたら、それを鉛筆マン~って勝手に名づけて飛んだり跳ねたりさせたり筆箱と対決させてみたり、悪さをして暗い押入れに放り込まれたら、拉致されたヒーローの気分になって脱出物語を頭の中では自作自演していたり。(笑)
他にも、雪が降ったら積もった雪の上を走り回って足跡をつけて遊んだり、手がかじかんで動かなくなるまで雪だるまを作ったりしていましたよね。
夕方に夕日にあたって建物や電柱や街路樹の影が長く伸びていたら、影だけを踏んでどれだけ遠くまで行けるかを友達と競争してみたり。
もうとにかく、なんでもかんでも楽しむための場所になったり道具になっていましたよね。つまり自分の目線というか捉え方次第で楽しみって見つけたり作り出したりすることができるという事なのです。
日本人は自然を敬い畏れ大切にしながら生きてきた民族です
日本人は古来、全てのものに精霊が宿るという考え方を中心にした民族です。
台所には台所の神様、トイレにはトイレの神様、言葉には言霊、道端の木々や石ひとつにまで、敬いと畏れをもって大切にし、力でねじ伏せる考え方ではなく、共存する考え方をしてきた民族です。
なので四季の中でも、冬には雪が降ったことを苦にするのではなく、その雪を見ながらお酒を飲んで雪見酒とシャレこんだり、夏には夏用の座布団を使ったり、簾のようになった建具を使ったり、打ち水をしたりと、夏の暑い時だからこそ夏の暑さを楽しむとともに、その中で涼を見い出したりと言うように、その季節ならではの楽しみを作り生活を豊かなものにしてきました。
季節の暑い寒いだけではなく、仕事やご近所づきあいなど、今自分の周りにある環境が自分の好みではないからとか、自分の意にそぐわないからと言う事で、不平不満を言うのではなく、その環境だからこそ、そこにある特長を見つけ出し、楽しみを見つけることこそ、人生を楽しいものにしてゆく第一歩ではないかと思います。
大人になるといつの間にか楽しめなくなってしまっていますが、子供の頃に戻って周りを見てみると、おもしろい事が満載なのです。
楽しんで生きても一生、不平不満を言いながら生きても一生。折角の人生なんですから、その季節ならではを楽しむ、その場所ならではを楽しむ、その天候ならではを楽しむ、今ある状況を楽しもうとしたり楽しみを見つけたりしないともったいないですよね。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。