「友達だから安くして」は、本当に友達の事を思うのならば言わない方が良いと思う
こんばんは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。
昨日は友達と仕事の打合せをしてきました。
はい!ご想像通りこの私の事なので「パリッとしてビシッてなって格好よくパーンてなるように宜しく!!!」で打合せ終了。(^^)v
っていう解ったような解らないような、ある意味友達泣かせな打合せでした。
あっ!全然泣いてないね。
満面の笑みやし(笑)
まあ日頃から私の事を知ってくれているのですから、内藤の打合せ=こうなる。。。。。って事は薄々でも想像してもらっていたと思うので、まさしく想像の通りって事です。
(笑)
で、世の中ではこういう時に「友達やから安くしといてー」って言うかたが多いと思うのですが、私は「友達やから安くしといてー」は言ってはいけないと思っています。
ってか本当に友達の発展と幸せを願うならば、このセリフは絶対に言うべきではないと思っています。
「友達やから安くしといてー」を言ってはいけないと思う理由。
私が、この言葉を言っちゃいけないなと思う理由は3つあります。
①安くしてもらうということは友達の収入を奪うという事
安くするということは利益を減らすって事ですよね。
友達で儲けなくてええやんか。。って言われる方もあると思いますが、そもそも友達であろうと無かろうと、仕事である限りそこに報酬が発生するのは当然の事でしょうし、その人はそれを生業とされているのですから、儲けているのではないと思うのです。
だって仕事は奉仕じゃないんですから。
この行為は解りやすく言うと、友達の生活費やお小遣いを減らすって事ですよね。
相手の事を思うのならば、友達が生活費やお小遣いを減らさないといけないような事は出来ないですよね。
②1人を安くすると他にも安くせざるを得ない状況が生まれる
「友達やから安くしといてー」っていう人に限って、他の人に「この間安くしてもらった」って話を言うことが多いように思います。
そうなると、あいつに安くしたんだったら俺も安くしろよ!って言う状況が生まれてきた場合、安くせざるをえなくなりますし、それが友達の友達、そのまた友達って広がって行ったらエライことになっちゃいますよね。
友達がそんなドツボにハマるような事は出来ないですよね。
③相手の幸せや発展を考えるのならば、友達の仕事の単価を高く出来るように支援や協力するのが本当の友達だと思う
友達が発展したり成功したりすることを本当に望むならば、仕事の単価(手間賃やアイデア、技術料や顧問料や手数料というようなその人に支払う類いのもの)が少しでも高くなってゆくように協力や支援をするべきだと思います。
その人の技術料が今1万円なのだったら、1万5千円や2万円になれる様に支援したり実績作りに協力するのは当然だと思うのです。
それにもし仮に1万円のところを2万円払ったとしても、友達ならばその気持ちを汲んで2万円以上の内容を提供してお返ししたいって感じるんじゃないかと思うのです。
お互いを大切に思っている友達ならば「安くして」って言わなくても、金額以上の価値を相手にしてあげようと思う
安くしてって言って、通常2万円のところを1万5千円になったとしても、その分中身が薄くなって1万3千円の内容になっていたら、それって結果としては高くなっていますよね。
安くしてって言わずに通常通りに2万円支払っても、友達だからって事で2万5千円の内容を提供してもらえたら、それって結果としては安くなっていますよね。
本当の友達って相手の幸せを望むものだと思います。
目先の小さなことに振り回されたり一喜一憂するのではなく、お互いに相手の幸せを考える事が出来たら素晴らしいと思うのです。
理想論かもしれません。綺麗ごとだって言われるかもしれません。
でも私はやっぱり、私の好きな人や大切な人には幸せになって欲しいと思うのです。
だからこそ私の出来る事はしたいと思うのです。
(私の身の丈を超える事は出来ないですから。。。)
なので私は「友達やから安くしといてー」は言わない方が、幸せがやってきてくれると思っているのです。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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