グレーバックを使用して不要なものが映り込んでいない、光風流いけばな展の作品写真集を制作中です
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ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
昨日はiPhone15が届いて1人で盛り上がっていたのですが、一晩経てば特にどうという事もなく日常に戻っています。ま、そんなことですよね。(笑)
光風流いけばな展の作品写真集、いよいよ印刷に取り掛かります
光風流いけばな展が終わった直後から、この度のいけばな展で展示した作品のすべてを納めた作品写真集を制作しており、やっと原稿の作成が一段落し、もう一度原稿の確認などを行なったら印刷に出すことが出来る状態のまでこぎつけました。
お申し込みくださっています皆様、お待たせしておりますが、もう少々お待ちください。
この度のいけばな作品は、プロの写真家も唸る超大作でした
今回のいけばな展は、私の家元継承30周年記念として開催することになり、すべての作品を間口5mの超大作を展示しようという事になりました。
作品の間口が5mとなると、生ける皆さんに普段とは違うご苦労がたくさんあったのですが、実はいけばな作品の写真撮影をしていただいたプロの写真家さんも、どうやって撮影したらいいだろうという事でいつもとは違うご苦労をしてくださいました。
ちなみにそんなご苦労を1つご紹介させていただくと、間口5mの作品は全体をカメラの中に収めるのは不可能ですので、四分割とか五分割とかして撮影しました。なので撮影後には分割して撮影したデータをつなぐ作業が必要になるのですが、これがまた手間と時間のかかる作業なのです。
なぜなら分割して撮影したデータには微妙なズレが生じてしまいますので、そのズレがわからないように修正しながら繋がなければ1枚の写真にならないからなのです。なのでこの度の写真撮影の費用は、皆さんが想像される費用にゼロが1つ多いものになっています。
とはいえ、これだけの作品をプロのレベルで記録し残すことが出来ているので、私は当然必要な出費だと思っています。
大きな作品をしっかりとご覧いただく事が出来る作品写真集になっています
いけばな作品が大きければ大きいほど、写真にすると細かいところが分かりにくかったりします。なのでいけばな展開催前から、この度の作品写真集はどのようにしたらよいかを考えてきました。
作品写真集の本のサイズを大きくするのは簡単なんですが、いつもとサイズを変えて大きくしてしまうと本棚などで年ごとに順番に並べて保管しておくのがしにくくなってしまいます。
とはいえ、いつもと同じ本のサイズで、写真の掲載にページをギリギリまで使ったとしても、これまでに発行している作品写真集の写真自体が可能な限り大きく扱っているので、余白を無くしたとしても大きく出来る率はたかが知れています。
なので今回は、見開きでも写真をご覧いただく事が出来るようにしました。
まず最初に2ページ見開きで写真1枚を掲載します。そしてその次のページに前からの写真と後ろからの写真を掲載するようにいたします。
こうすることで1ページでは写真の掲載サイズに限界がありますが、2ページ見開きで写真を掲載することで、単純に2倍近くのサイズで掲載する事が出来るので、作品の持つ迫力を少しでも皆様に感じていただく事が出来るのではないかと思います。
作品写真集のいけばな作品は、グレーバックでとても見やすいものになっています
会場にいけばな展を見にお越しくださり、スマホなどで写真を撮られた方は皆さんこう思われていると思います。「後ろのお店が邪魔!!」って。
人の目と脳はとても高性能で便利です。会場でいけばな作品を見ているときに、いけばな作品と向こう側にあるお店などを区別して自分に必要な情報だけを見る事が出来ています。しかしスマホやカメラは、とても高性能になったとはいえまだそういう事が出来る状態にはなっていません。なので会場で自分のカメラで撮影された皆様の写真ではバックといけばな作品が混ざり込んで見にくい写真になってしまっているのです。
いけばな作品写真集は、いけばな作品がちゃんと見やすくなっていないと単なるスナップ写真と変わらなくなっちゃいますよね。
なので作品写真集に掲載している写真は全てグレーバックになっており、周りの専門店街の喧騒に左右されずに作品をシッカリと楽しんで頂く事が出来る様になっています。
この作品写真集の写真はプロのカメラマンに撮影をお願いし、写真撮影をする際に作品の後ろにグレー色のバックを立てて撮影をしております。なので会場でスマホなどで撮影された写真は、後ろのお店が完全に映り込んでいる状態なのに対して、この作品写真集の写真は、後ろの喧騒が全く写っていないという事なのです。
どうですかこの圧倒的な違い!!
この作品写真集は光風流でお稽古されている皆様限定でお申し込みを受け付けております。
お気軽にお問い合わせお申込みいただければ嬉しいです。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。