「出来ない」とか「無理」と思った瞬間に、自らで成長の可能性を閉じる事になるのです
こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
先週末に開催した「YOROZU salon」に出展されている方と空き時間にお話をしていて、「あ~自分も気を付けないといけないなぁ」と思うことがあったので、今日はそんな事について自戒を込めて書きたいと思います。
決めつけは自分の成長の妨げにしかならない
私たちの様に、自分の知識や技術を用いて仕事をしている人間には、気を付けないといけないことが有ると私は思っています。
それは「思い込み」と「決めつけ」です。すなわち「こうでなければならない」とか「これは無理」というような事です。
そしてこの「思い込み」と「決めつけ」というものはとてもタチが悪く、知識をたくさん持っていたり技術が上手だったりすればするほどその傾向が強かったりします。そしてこの要素は、自分に少しでもあると自らの成長を阻害してしまう存在になってしまうのです。
成長は、テレビゲームのレベルアップと同じ
テレビゲームって人の成長と同じだなぁと常々思っています。
テレビゲームをしたことのある方はお分かりいただけると思うのですが、1つの面(課題)について最初からできる人はありません。しかし分からないなりに何度も失敗をしながら取り組んで、だんだんと出来る様になってゆきます。
そしてこれまでの経験をもとにしながら1つづつ1つづつレベルアップしてゆくのですが、レベルや面(課題)が変わるたびに毎回毎回違う切り口でのチャレンジを求められます。
新しい事へ取り組んだりチャレンジするのも全く同じです。
これまでスタンダードだとされていたやり方と真逆の方法を試してみたら一気に作業効率があがったり、今まで間違いだと言われていたやり方を試してみたら今まで不可能と言われていたような成果に結びついたりすることが有るように、決めつけや思い込みから離れてチャレンジしてみる事こそが、自分の成長につながる唯一の方法だと私は思います。
「出来ない」とか「無理」と思った瞬間に、成長の可能性はなくなるのです
自転車の練習で例を挙げると分かりやすいと思います。自転車に最初から乗れる人はいないですよね。
補助輪をつけて乗ったり、誰かに後ろを持ってもらって練習したり、そして何度もコケながら乗れるようになるのです。この時に最初から「出来ない」とか「無理」って思ったら、乗れるようにはならないです。
そうなんです。ここで大切なのは出来るとか出来ないではなく「とにかくやってみる」という事だけなのです。
つまり、とにかくやって、乗れるようになるまでやり続けた人は、自転車に乗れるようになり、途中で「出来ない」とか「無理」ってあきらめた人は自転車に乗れないままになってしまうという事です。
成功やレベルアップの秘訣は、あきらめの悪さです
思考錯誤をしながらやり続ける。言い方を変えれば「諦めの悪い人だけがレベルアップ出来たり成功することができる」という事です。
なので自分をレベルアップさせようという意識ではなく、テレビゲームで遊んでいるような感覚で色んな事を試してみるって感じで良いのだと思います。だって1つうまく行かなかったていう事は、1つ成功やレベルアップに近づいたって事なんですから。
とにかく何でもいいので思いついたことをやってみる。その結果から思った事をまた試してみる。その繰り返しで良いんです。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。