いけばな展を開催するにあたって大切な事と業務連絡

こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

今日は、本日の午後から開催される「光風流播南支部いけばな展」の生け込み真っ最中の会場に来ています。

私はやっぱりこの「生け込み」の活気ある空気感が大好きです。基本お子チャマなんでしょうね。(笑)

いけばな展は、人と人が交流するサロンです

私はいけばな展は、人と人が交流する場、すなわち「サロン」だと思っています。

あっ、もちろんお稽古の成果を発表する場であったり、お稽古の節目としての役割などがあるのはいうまでもありませんが、いけばな展が始まってしまえばそこにあるのは人と人が交流する場としての役割があると思っています。

そしてこの人と人が交流する目的は、自分たちがしているいけばなを核にして一緒に楽しめる仲間を誘う事にこそあると思うのです。

あなたのことに興味があるのは友達かそのお友達までです

さてここで問題です。

サロンとしてのいけばな展に、あなたは誰に来ていただく様にするべきだと思われますか?

①同じ流派でお稽古されている皆さん。

②通りがかりの人など不特定多数の光風流を知らない皆さん。

③いけばな展に出瓶されている方や支部でお稽古されている皆さんのお友達や仲間。

ここで引っ張っても仕方ないないので、結論を言います。

③のお友達や仲間です。

いけばな展は、外部に対する情報発信の場です。とはいえ今世の中には情報は溢れかえっています。皆さんもスマホを手にすればありとあらゆる情報が表示されますよね。そんな中で例えば昨日スマホで見た情報で記憶に残っているのは何でしょう。

たぶん、必要に迫られて調べた事や自分の友達や家族が発信していたものは記憶に残っているでしょうが、それ以外は大半を忘れてしまっていると思うのです。

なので、②の通りがかりの人などは、ふーん。。って見てはくださるでしょうが、ガッツリと興味を持っていただくってゼロとは言いませんがかなりハードルは高いです。だって人は無関係な人のことには興味がありませんから。

①の同じ流派でお稽古されている皆さんは、お祝いの気持ちやお勉強にお越しくださっていますが、すでにいけばなをされており、公開されたいけばな展で交流を深めなくても、他にも親交を深める機会は色々あるのです。

この様にして考えると、この度のいけばな展において果たすべきサロンとしての役割は、③いけばな展に出瓶されている方や支部でお稽古されている皆さんのお友達や仲間と交流を深めるという事にこそあるのです。

誘わなければ誰も来てくれない

という事で、ここからはいけばな展を開催されている播南支部の皆さんへの業務連絡です。(笑)

お友達やご兄弟姉妹、仲間、会社の同僚など、来ていただきたいと思っておられる方に今からもう一度LINEやメールをしておきましょう。「今日から開催して明日の16時まで開催しているので来てね」って。

お誘いに妙案はありません。ただひたすら声をかけるだけです。昔からの言い方を借りれば「どぶ板営業」あるのみです。

一回誘ったから来てくれる。はありません。何回も誘ったらカッコ悪いもありません。まずは今日の午前中に一回、今日の夕方、明日の朝、最低このくらいはお誘いをぜひしていただければと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。