1年中で一番寒いこの時期はお花が長持ちするので、飾っているお花にひと手間加えてリフォームをし、全く別物に生まれ変わらせて楽しんでみませんか
目次
こんばんは、内藤正風です。
1年の内で一番寒い時期にあたるこの季節は、1年中で一番お花の日持ちが良い時期でもあります。
お花が長持ちするからと言ってそのまま置いていておくのは逆にもったいない事です
この季節はお花が長持ちするので、ながい間お花を飾られている方も多いのですが、いくら長持ちするからと言っても、生けた時と同じ状態でいつまでもそのままっていうのも面白くないですよね。
特にこの時期は、お正月に飾られていたお花がまだまだ綺麗なのでそのまま飾られているのを見かけたりしますが、生活は日常に戻っているのに飾ってあるお花がお正月感で一杯って、なんか季節外れでアレ?って感じになってしまいます。
しかしだからといって、まだまだ綺麗なのに捨ててしまうのはモッタイナイですよね。
なのでこの時期のお花は、リフォームというか生け直しをして楽しんでみられてはどうでしょうか。
お花のリフォームは雰囲気を変える楽しみだけではなく、生けなおす楽しみもあるのです
例えば”壺”に生けているお花を水盤に生けなおしてみるとか、あるいは”水盤”に生けているお花を2つに分けて、小ぶりな器やグラスやお皿などに挿して小品花にしてみるとか、楽しみ方は色々な方法があります。
お正月に生けられていたお花はいうなればフォーマルなものですが、お正月も終わって1月半ばになっているのですから、いつまでもフォーマルなお花が飾ってあるよりは生け直しをしてカジュアルなお花にした方が、お部屋の空気も変わって良いと思います。
ひと手間加えるだけで、お花は全く別物に生まれ変わるのです
使っている材料が同じでも、生ける器を変えたり、構成(生ける形)を変えたり、大きさを変えたり、飾る場所を変えたりすることで、全く違った魅力を作り出す事が出来るのが「いけばな」の魅力でもあります。
綺麗に生けようとする必要はありません。だってお花自体が綺麗なのですから。遊び心で気軽にお花を挿して楽しめばいいのです。
お花のリフォームって寒い時だからこそ出来る楽しみなのです。
心のままにお花を楽しんでみてはいかがでしょうか。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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