この3カ月間の”新コロ”による体験や行なったことを元にして、緊急事態宣言が解除されたあとの変革をどう進めていくかが、これからの私たちの課題なんだなと思います
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こんにちは、内藤正風です。
今日は朝からオンラインで「展覧会形式の勉強会」を開催しています。
初めての取り組みですので、どうなる事やら。。。と心配していたのですが、毎回沢山の方が受講して下さり、ホッとすると共に、皆さんの学習意欲にただただ感服しています。
皆さんの学習意欲から、私自身が教えて頂く機会になりました
絶対に不自由だと思うんです。今回の「展覧会形式の勉強会」って。
いくら映像で作品を見ることが出来るとか、動画でいろんな角度から撮影してあるなんて言っても、自分の思うように作品を見ることが出来ないのは事実ですし、人と人の触れ合いももちろんないですし、不慣れな事でストレスもあるでしょうし。。。。。
不平不満や非難轟々でもおかしくないと思うんです。
なのに”新コロ”で「密」を避けなければならないという事にご理解をして下さり、ご協力して下さる上に、こんなにも熱心に参加し受講して下さるだなんて、私自身が逆に皆さんから教えて頂く機会になりました。
マジで凄いんですよ!画面をスマホで撮影される方まで居られるくらいの熱心さなんですから。
こんな姿を拝見していたら、今まで以上に勉強して色んなことを皆さんにもっともっと提供させて頂くことが出来るように、パワーアップしていかないといけないなぁって思っています。
「不」の環境に追い込まれたからこそ、新しい一歩を踏み出すことが出来ました
オンラインで教室とか講習会を開催していますって言うと、”凄い~”とか言われたりしますが、全然すごくは無いんですよ。
だって”新コロ”の拡散防止の自粛で、いけばな展をはじめイベントは開催できなくなっちゃう。。公共の建物を借りて開催していた教室や文化センターなどの教室も開催できなくなってしまう。。。こんな「不」に追い込まれて、このままじゃどうしようもなくなってしまうので、思いつくままにとにかく行動を起こしただけなんですよね。
自転車操業って言いますが、自転車のペダルを踏むことが出来なくなって、そのままでは止まってコケてしまうので、とにかくペダルの無いところを漕ぎ続けたり地面をケリ続けたりしているようなものですね。
(笑)
けれどそのおかげでという言い方もおかしいのでしょうが、今回の事をキッカケにして色々な新しい取り組みを行なうことが出来ましたし、その中から次代に向けた新しい可能性を感じこれから膨らましていきたいネタもいくつも出来、新しい一歩を踏み出す大きな機会になったのも事実だと感じています。
”新コロ”を恐れてはいけない。けれど軽く見てもいけない。どう折り合いをつけてゆくかがこれからの課題だと思う
兵庫県は緊急事態宣言も解除され、これから新しい段階に入ってゆくとおもいます。
出掛けちゃダメ!!から、考えながら出掛けましょう!!!って感じですね。
環境による違い、年齢による違いなど、感染のリスクは同じではありません。そして経済活動としての緊急性も違うでしょうし、会社や商店の置かれている状態も個々に違います。
緊急事態宣言が解除されたら、遊びに出かけたいし仕事も普段通りに戻したいし、けれど感染のリスクもあるので怖いし。。。って色んな思いがあると思います。
そんななかで1つ絶対に言えるのは「一律に”こうでなければならない!!”なんて無い」と思うのです。
行動を再開するのも正解です。まだ出掛けるのを控えるのも正解です。
”新コロ”を無意味に恐れるようなことはせず、しかしながら軽く見るのも良くないとおもいます。それぞれがどのようにして”新コロ”のある環境と折り合いをつけてゆくかが、これからの私たちの課題なのでしょうね。
”新コロ”以降に行なってきた事をもとにして、講習会や研究会や教室を今後どんなふうに開催してゆくか、あるいはオンラインとリアルをどんなふうに組み合わせて、よりよいモノやカリキュラムや環境を作り出してゆくか、そんな事がこれからの課題になるのだろうなって思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。