そのイライラの原因は、相手にあるのではなく自分自身にあるのをご存じですか

こんにちは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。

今日は早朝からバタバタしています。
今日は本部いけばな教室の日でもありますし、その上に夕刻からお出掛けするので、お昼間にBlogを書いています。

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イライラの原因って何か?

若い時って、よくイライラしますよね。
けれど歳を重ねるごとに段々とイライラしなくなってきます。
あっただし個人差ありますよ。
元々イラチの方と、のんびり屋さんのようにね。(笑)

これって多くの方が若い時は短気で、年を重ねると気が長くなると思っている方が多いように感じますが、実は年齢って全く関係ないんです。

そもそもイライラするっていうのは、自分の周りで起こっている事柄が思うようになっていなかったり、思うように出来ていない(進んでいない)事が原因でイライラに結びついているということです。
ここに大きなポイントがあるのですが、思うようにならないとか思うように出来ていないっていうのは、相手にその原因を向けようとしがちですが、ハッキリ言ってその原因は自分の想定が甘いと言う事であったり経験が未熟であるという事に他ならないのです。

イライラの元は自分自身にある

一緒に居る人にイライラするっていうのは、相手の人が自分の思うタイミングで動いてくれないとか、自分が想定している返事を返してくれないとかのように、あきらかに自分中心の考え方に支配されてしまっているのです。
自分の経験が未熟だから想定自体が抜け落ちている事だらけだったり、想定自体があまあまだったりすることで、自分自身の許容範囲が狭くなると共に想定外の事に対応できなかったり、また想定外の事が起こった時に許す事が出来ずに、怒ったり不機嫌になったり怒鳴ったり八つ当たりをしたりって行為に結びついているのです。

だって例えば、赤ちゃんがミルクを飲んだ後にゲボって戻しちゃったら起こりますか?
そう言うものだと思っていますし、逆にゲップのさせ方が悪くてごめんねーーって思いますよね。
新入社員に書類の作成を初めて担当してもらった時に、ミスがあっても、ココはこういう風に直しなさいよーーって注意して終わりですよね。
これすべて想定内だから、こんな事が起こるだろうな、とか、こんなミスをする可能性があるなって思っているから腹が立ったりイライラしたりしないんですよね。

この様にして考えると、要するにイライラするって言うことの原因は、相手側にあるのではなく自分自身の未熟さに起因する甘さが、想定の範囲を狭くしているという事に他ならないですし、その未熟さゆえに人のミスや過ちを許す事が出来なかったりしちゃうのだと思います。

人はミスをするものです。
ミスをするから人間なのです。
だからこそそこに人間味であったり、個人としての魅力が存在するのです。

イライラして、遅いなぁ!とか、なにしとんねん!!とか、思った時には、実は自分の想定の甘さや許容範囲の狭さから来ていると思ってください。
そして自分に今何が出来るのか、何をするべきなのかを考えてください。

怒っても何も好転しません。
不機嫌になっても何も解決しません。
それどころか逆に、今よりも状況は確実に悪くなります。
その上イライラしたそぶりを見せたことで、周囲の人達から「すぐにイライラするから近寄らない様にしよう」とか「怒るから何も言わないでおこう」って思われ、信頼がおかれなくなったり、人が寄り付かなくなってくることで、損をする事が起こってきます。

イライラの原因は自分自身の未熟さです。
若くても経験豊富な人はイライラしません。年配の人でも未熟な人はイライラします。
私はそんな風に感じています。

まあこんなことを書いている私自身、まだまだ未熟な部分がありイラッとする事もありますが、その都度自戒をし我が身の未熟を恥じると共に、「おーまだまだ私も若いなぁ」なんて悦に入ったりしているのはナイショです(笑)(笑)(笑)

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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