いけばな留学をして来られている生徒さんのご希望で、日本語教室も開催しています

こんばんは。内藤正風です。

今日は神戸教室でお稽古をしてきました。って言っても毎週の事ですから、特に目新しい事ってわけではないんですけれどね。。(笑)

いけばな留学されている生徒さんが、来日から半年が過ぎました

昨年の5月から「いけばな留学」で日本に来られている張 艳さんが来日から約半年(正確には7か月なんですけどね)が過ぎ、今まで以上に日本の文化に興味を持たれるようになってきました。

もともと日本の文化に興味があり、”いけばな”を学びたいという事で留学してこられているのですが、来日から半年も経つと言葉もかなり理解できるようになってこられて、いけばなだけではなく日本文化に今まで以上に興味を持たれるようになっておられるのです。
これってホント嬉しいです。

だって来日された最初は、挨拶程度しか日本語を喋る事が出来なかったので、お稽古の時には通訳の方をお願いして何とかなっていたのですが、暫く経ってスマホの翻訳機能をつかえば通訳の人がいなくても会話が何とか成立するようになり、今は張 艳さんの片言の日本語と私の片言の中国語とスマホの翻訳機能で結構会話が成立するようになってきて、凄く進歩されています。

もっと日本語が早く上手になりたいと、日本語の特練をされています

そんな中で、もっともっと早く日本語が上手になりたいという張 艳さんの強いご希望から、今行かれている日本語教室以外に、毎週水曜日の教室でお稽古が始まる前に1時間日本語を学ぶ特練をされています。

日本語講師は、武師範が勤めてくださっていて、日本語のテキストを使いながら、日常会話と日本語の基本を取り混ぜながらの日本語教室を行なってくださっています。

今日も私が教室に到着した時には日本語講座真っ最中でした。

 

 

日本語が進歩すれば ”いけばな” がもっと楽しくなります

日本語の理解が深まれば、いけばなの理解も今まで以上に深まります。
だって今までは言葉の壁があるので、いけばなの難しい説明は言葉を置き換えたり分かりやすい事例に置き換えてお話をしたりしていましたので、今ひとつ伝わりにくい部分もあったのですが、言葉の壁が低くなればしっかりと学んで頂く事が出来ますし理解もしっかりとして頂く事が出来るようになるので、張 艳さん自身、今まで以上に面白くなってくると思うのです。

折角日本に来てくださっているのですから、ひとつでも沢山の事を学んで頂きたいですし、日本の好きな部分を1つでも沢山増やして頂きたいとそればかりを思います。

あっ、言葉の事ばかり書きましたが、日本語教室だけしているんじゃないですよ。お花のお稽古もしっかりとして頂いていますよ。

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。