お花を気軽に楽しみたい方にお薦めする、暑い時期にお花が長持ちするお花飾りの方法

こんにちは。
今日は移動のバスの中からのBlogの更新です。

 

いやぁ~暑いです。
まあ7月なんですから暑くて当然なんですけどね。

暑い時期にお花の持ちが悪くなるのには理由があるのです。

暑くなって来るとお花を楽しまれている人が口々に「暑くてお花が長持ちしないーー」っておっしゃられます。
気温が高くなるとお花が長持ちしなくなるのは仕方ないんです。
これは気温が高くなると、植物の細胞の活動が活発になるので、早くお花が咲いてしまうと言う事なんです。
人間に置き換えると、老化のスピードが速くなってしまうって事です。

けれど、一般に「暑くてお花が長持ちしないーー」っておっしゃられている皆さんの原因は、実はこの細胞の活動が活発になると言う事とは違うところにあるのです。
それは何かというと。。。。。

お水を替える頻度です!

なぜお花の持ちが悪いのか?

切り花はお水を吸って生きています。
そしてこのお水は、汲んだ瞬間から傷みが始まっている事をご存じでしょうか。

水が傷むと言うのは、水にバクテリアやウイルスがわいてくると言う事でもあります。
水にバクテリアやウイルスがわくと、最初は何も目には見えないですが、今の季節ですと1日から2日で水の中に白くモロモロした様なものが出来てきます。
このモロモロしたようなものが、お花が水を吸い上げる入口になる切り口に吸い込まれたら、切り口をふさぐようになって当然水の吸いが悪くなちゃいますよね。
もちろんウイルスやバクテリアの湧いているお水を吸ったお花も、絶対に良くないのは言うまでもなくわかりますよね。有名な症状としては、バラやガーベラによく起こる「ベントネック」という花の首のところで垂れ下がってしまう状況が起こったりしちゃいます。

なのでこの時期にお花を長持ちさせるために一番重要なのは、常にお水を綺麗な状態で保つという事です。

「切り花栄養剤」や「漂白剤」や「10円玉」を入れるよりももっと効果のある方法

市販の切り花栄養剤を入れたら良いとか、漂白剤を入れたら良いとか、十円玉を入れたら良いとか、色んな裏技的な事が言われていますが、実はそんなものよりもはるかにお花を長持ちさせることが出来るスーパーなテクニックがあります。

それは。。。

毎日お水を替える事~~~!!!!!

これが一番効果が表れます。

騙されたと思ってやってみてください。
毎日お水を替えると、これまで2~3日で傷んでしまっていたお花が1週間くらい日持ちするようになります。

ただ水替えをするとなると、生けているお花を全部抜いて水替えをしないといけないので、大変だなぁとか面倒くさいなぁとか思われる方も多いと思います。
なので今日は皆さんに秘策をお伝えいたします。
声を実践すれば毎日の水替えなんてチョチョイのチョイになっちゃいます!!!

夏にお花を気軽に楽しむための秘策

それでは言いますよ。
秘策です。
言いますよ!!
秘策!!!!!


生ける本数を極端に少なくしてください!!!

これだけです!
(笑)(笑)(笑)

例えば小さな器にお花を1本だけ生けていたとしたらどうでしょうか?
水替えするときには、1本のお花をスッと抜いてお水替えてまたお花を挿しこんでおいたらOKですよね。
超簡単です。
7本も8本も生けているから、水を替えて生けなおすのが大変になっちゃうのです。

夏の暑い時期には、生けるお花の本数を極端に減らす!!!
これが早速効果が表れる、スーパーウルトラなテクニックです。
是非やってみてください!

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。