今日から「いけばな神戸展」の後期が始まります
おはようございます。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。
大丸神戸店で現在開催中の「いけばな神戸展」も、今日から"後期"となります。
前期と後期とで何が違うかと言いますと、昨日までの前期とは、作品を展示している人も、展示している作品も変わって、全く新たな展示となり、全然違う展示をご覧いただき楽しんでいただくことができます。
私は副会長として前期後期の両方に展示をしていますが、もちろん私の作品も前期とは器も材料も違う新たな展示を行っています。
いけばな展は毎日の手直しが欠かせません
「いけばな」は生のお花を素材として作品作りを行っています。
生のお花は、日々姿を変えて行きます。
蕾は開いて来ます。咲き終わったお花は萎んできます。
葉っぱは大きくなって来ます。
こんな風に見ていただくと、いけばなは、常に姿を変え移り変わって行っており、常に手入れが必要なものだとお分かりいただくことができると思います。
また、植物には「お水」は絶対に不可欠です。
お水がなければ、その命を繋ぐことが出来ません。
なので毎日の水足しは、絶対に欠かすことはできません。
だってお花は毎日お水を吸います。蒸発もします。
お水が汚れていたり傷んでいると、お花も長持ちすることができないのです。
お花はワンちゃんや猫ちゃんと同じ生き物です。
お花はモノを言いません。
ワンちゃんや猫ちゃんならば、お腹が空けば"ワン"とか"ニャー"とか言います。
しかしお花は、水が悪くても、文句は言いません。
ただ黙って弱っていったり傷んでしまったりして行きます。
だからこそ毎日よく見てあげる必要があるのです。
ジッっと見ている。するとお花の様子が見えてくるのです。
相手をよく見るっていうのは、お花ででも人間関係においても一番大切なことなんだなぁと思います。
ジッっと見ていると、こんなことして欲しいのかな〜、こう思っているんじゃないかな〜、って、感じることができるようになります。
もちろん今日の朝も、しっかりと手直しをして皆さんのお越しをお待ちさせていただいているのは言うまでもありませんよー(^ ^)
本日の内藤の ”いけばな神戸展” 会場の在場予定
今日は、私は一日会場で皆さんのお越しをお待ちしています。
チケットをお持ちの皆さんは、「行くよー」「来たよー」ってご連絡いただければ嬉しいです。
チケットお持ちでない方は「チケット頂戴ーー」ってご連絡くださいね。
会場入り口にて差し上げます。
後期の展示でも皆さんとお出会いさせていただけるのを楽しみにお待ちいたしております。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。