移り変わる世や人の価値観の中で、これからの有り方のヒントは「昔」にあると思う

こんにちは。
今日は9月最後の日を、明日の会議の準備をしたり事務をしたりという私の一番不得意な事満載で過ごしてる、いけばなの光風流家元 内藤正風です。

先日、友達のエイサクこと藤川拓人サンと、アンちゃんこと池内紗智子さんからお手紙が届きました。

img_5139

 

今からちょうど一か月前の8月30日にエイサクの経営する美容室にお世話になりに行きました。
エイサクの美容室は阪急豊中駅のすぐ近くにあり、駅から凄く近いのに美容室の周りには駐車場も沢山あるという、公共交通機関で行っても車で行っても便利な場所にお店があります。

なぜ美容室で豊中??って思われた方、ホントそうですよね。(笑)
だって私は兵庫県の加西市にいるのですから、なんでそんな遠いところまで行くの??って話ですよね。

私が豊中の美容室に行く理由

エイサクと私は、マックスブログ塾と言うブログの塾で知り合いました。
まあそこまでだったら普通に良くある事ですよね。どこかの勉強会に行って名刺交換をしたとか、何かの交流会で挨拶をしたなんて事は掃いて捨てるほどあります。
しかしこのマックスブログ塾では「メインは懇親会」という言葉があるほど、ブログの事について学ぶだけではなく、人と人との関わりの中で色々な学びを得、その事を通じてお互いに人生を豊かにするという、ブログ塾と言うよりも人間塾と言った方が良いのではないかと思う機会なのです。

そんな中で、一緒に学んだり一緒に飲んだりしている中で、いつの頃からか家族ぐるみで一緒に飲み会をしたり、お泊り会をしたり、お誕生会をしたりするようになってきて現在に至っているのです。

そこまで繋がりが出来ると、エイサクのお店に行ってみたいって思うようになりますし、エイサクのカットやカラーを経験したいって思うようになるのは当然のと言うか自然な流れですよね。

で、8月30日にアピエ初体験に行ってきたのですが、もうそこで繰り広げられることは普通じゃないです(笑)

アピエに着いたら、子供たちまで私を待っていてくれていましたし、アンちゃんも満面の笑みでお迎えしてくれるし、ビールとおつまみは出てくるし、子供は「この本読み聞かせして~~!」って来るし。。。(笑)(笑)

もう知らない人が見ていたらハチャメチャに感じるでしょうし、そんな美容室聞いたことが無いって話になっちゃうかもしれません。
けれどこれって、お互いにつながりが深くムッチャ仲がいいからこそ出来る事だと思うのです。

美容室って髪を切るところ、紙を綺麗にするところって思われている方も多いでしょうが、私の中でアピエは、遊びに行くところって感覚や友達の家に遊びに行くって感覚なんです。
皆の顔を見て、話しをして、笑って、楽しんでいたら、ついでに髪が綺麗になっていたって感じなんです。

世の中は常に移り変わり、人の価値観は変化してゆく

いま世の中は大きく変わってきていると思います。
距離や時間や物の見方をはじめとして全ての価値観が変わってきています。
そう、少なくとも私の価値観は以前とは大きく変わっています。

例えば沖縄に行くって聞くと大半の方は、遠いとか大変とか滅多に行く事が出来ないとかって感覚を持たれる方が多いでしょう。
しかし私の中では、日常的に気軽に行ける場所だと思っています。
だって、飛行機代と宿泊費は1泊2日ならば20,000円も見ておけば十分です。
20000円って夕食を食べに行って2~3軒飲みに言ったら使っちゃっている金額ですよね。
大阪から那覇まで飛行機で2時間です。
2時間って日常の中で移動時間として特に珍しい時間ではないですよね。
そう考えると沖縄は非日常の位置にあるのではなく日常の位置にあると言う事です。

美容室も同じです。
髪を切るという事を通じてだけの関わりがある散髪屋や美容室と、友達としての関わりが日頃からある散髪屋や美容室のどちらに行きたいと思うでしょうか。
そして行きたいと思えば移動距離や時間なんて関係ないですし、滅多に行かないところにその美容室があるならば、逆にそこまで行ったついでに買い物をしてこようとか、道中で見学に行ってこようとか楽しみを追加するのも楽しいですよね。

どんな友達がいるか。
どんな繋がりがそこに出来ているか。
どんな信頼関係があるか。

こう言うことを考えていると、世の中って結局「昔」に戻っているのだと思います。
正確には元々ある「人」対「人」と言う価値観なんだと思います。

これからの有り方のヒントは「昔」にある

日本は建国以来2676年の歴史を積み重ねてきています。
そんな中でその大半の歴史は、「人」対「人」と言う価値観の中で積み重ねてこられました。
よく高度成長時代やバブルの頃の事を引き合いに出される方が有りますが、これらは特例だと私は考えています。
高度成長時代は無から有を作り出した時代です。すなわち戦後の焼け野原からの復興です。
何もない所に物を作っていったのですから、右肩上がりの成長は当然の事です。
そしてバブルの頃は、夢を見て間違った価値観にみんなが踊らされていた時代です。
この第二次大戦後以外の日本が積み重ねてきた時代は「人」対「人」と言う価値観の中にあったという事が出来ます。

いま世の中は、正しい価値観に基づく正しい世の中にやっと戻りつつあるのだと思います。
今回エイサクとアンちゃんからお手紙を頂いて、そんな事を考える機会になりました。

 

ところで、エイサク・アンちゃん。。。。。
お手紙の文中にある「あの日、家元が 直(なお)に読んでくださった本。大切に 直(なお)の心に刻んでいこうと思います。」って。。。
読み聞かせして~って、直(なお)が持ってきたの ”女性セブン” だし(笑)
そんなの心に刻まなくていいし。。。。。ってか心に刻んじゃだめだしーーー!!!!!

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください