いけばな展の生け込み会場にながれる熱気や緊張感に溢れた空気感が、私は子供の頃から大好きです

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

今日は、明日から開催する「内藤仙甫先生50回忌追善いけばな展」の生け込みを行なっています。
まだまだ先だと思っていましたが、いよいよ明日からになりました。

 

笑顔と熱気にあふれた、いけばな展の会場が大好きです

度々申し上げていますので、私のブログをご覧くださっている皆様の中にはご存じの方も多いと思いますが、私は小さな頃から、いけばな展の生け込みの空気感が大好きです。

いけばな展の会場って人が沢山いて、活気と笑顔に溢れているのですが、この空気感は子供の頃から今も変わらずに本当に好きな場所ですし、そんな中でも特に、いけばな作品を準備する「生け込み」の時の空気感は、大大大大大好きなのです。

いけばな作品は、その場で仕上げる一発勝負です

子供の頃は、とにかく「その空気感が好き」ってくらいしか分かっていなかったですが、大人になってみてからよくよく考えてみると、触れると切れるような「緊張感」と、不用意に近づくと火傷してしまいそうな「熱気」が大好きなんだとわかって来ました。

「いけばな」は生のお花を素材とします。なので書や絵や陶器のように、事前に作品を作っておくことは出来ませんし、いっぱい作ったものの中から一番良いものを選んで展示する事も出来ません。その場所で一発勝負なんです。

ちなみに生け込みの限られた時間内では時間の足りない様な作品は、事前に「下生け」と言って、料理の下ごしらえの様に事前の準備はしますが、作品を完全に仕上げるのは会場に行ってからになります。
限られた時間の中で全集中をして作品作りを行なっているのですから、うまく行くのも行かないのも全てひっくるめた勝負の場になるのです。

大人でも初めての人は、この空気感に圧倒されてしまいます

生け込みの時には、テンションマックス+集中力最大+パワー全開になっています。そんな状態の人が何十人も何百人も集まっている会場の空気感って想像つきますか?大人でも初めてこの会場に足を踏み入れたら、会場の空気感に圧倒されてしまいます。
なので私は、初めてこのいけばな展に作品を展示する前に、先生のお手伝いなどで何度か生け込み会場の空気感を経験をしておかれたり、社中展や個展などで慣れておかれることをお勧めしています。

百貨店などの会場でしたら、従業員の出入り口からの入退店の方法に慣れておく。生け込みの熱気や迫力に慣れておく。そういうことをしておけば、その場の空気に飲み込まれてしまって実力の半分も出せなかった・・・なんてことにならずに済みますから。

という事で、生け込みはまだまだ続きますので、この空気感を満喫したいと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。