いけばな展の最終日に思う、何かを生み出したりスタートさせるパワーの凄さと、壊す事の簡単さ

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

イオンモール加西北条において10月18(金)の「生け込みLIVE」からスタートした「光風流いけばな展」も、いよいよ本日が最終日となりました。
これまでの会期中に光風流の皆さん、友達仲間の皆さんが沢山お越しくださいましたし、最終日の今日も「見に行くよ~!」ってご連絡を頂いています。本当にありがたいし嬉しくてたまりません。

ええ、もちろん最終日と言えども、手抜きはしませんよ。朝からイオンモール加西北条にて、開店前に作品の手直しを行い、今日お越しくださる皆様に最高の状態の作品をご覧いただく事が出来るようにして、ご来場をお待ちしています。

最終日は開催時間が短くなっています

先にも書いたように「光風流いけばな展」は本日までとなり、撤花撤収を行ないます。その為に本日は16時までの開催となっております。

ってことで今日は16時の終了時間になりましたら、展示しております作品を片づけてしまいますので、ご覧いただく事が出来なくなってしまいます。

ちなみに片付けは早いですよ。作品の生け込みには数時間かかっていますが、片づけるのは30分ほどで終わってしまいます。
本当にあっと言う間です。ビックリするほど早いです。

なので今日お越しになろうと思われている皆さんは、くれぐれも時間を間違わないようになさってくださいね。ちょいと時間をミスっただけで、いけばなの作品をご覧いただく事が出来なくなってしまいます。ご注意くださいね!

物事を生み出したりスタートさせるパワーと、壊す事の簡単さ

いけばな展の撤花のときにいつも思う事があります。それは、いけばなの作品作りや準備だけに限らず、物事を作り上げたり生み出したりするのは、とても大きな労力と時間、そして手間が必要だよなぁという事と、そして逆に、今あるものを潰したり壊したりするのは、あっという間に簡単に出来ちゃうことなんだなあと毎回痛感しています。

今あるものを否定したり、壊すことは誰にでも出来ちゃいます。なんなら知識や経験すら必要ないです。
しかし逆に、何も無いところから何かを生み出そうとすることや、今あるものを礎にして進展させたり何かを改善しようとするには、知恵、知識、技術はもちろんのこと、熱い想いや熱意というパワーがそこに無ければ成しえる事はできません。

今回も沢山の人の力や知恵をお借りしながら、光風流いけばな展を開催することが出来ました。この経験や学びを生かしながら、また次のいけばな展の時には、みんなと一緒に今回よりももっとパワーアップとレベルアップをしてゆきたいと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。