初めていけばな展にお越しくださる人にお伝えしたい、いけばな展の見方と楽しみ方

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

昨日のブログ「4月17日~22日に大阪高島屋で開催する「日本いけばな芸術展」が、2週間後になりました」を書きながら「あっ、そうだ!あれも書いとかなくちゃ」って思ったことを、今日はブログにしたいと思います。それは、いけばな展の時によく聞かれるご質問についてです。

いけばな展での作品の見方

初めていけばな展にお越しくださった人や、見にきてくださった回数の少ない方から「どんな風に見たらいいんですか?」とか、「いけばな展を見に行って、どうしたらいいのかよく分からないので教えてください」って聞かれることが有ります。
そんな時に私はいつもこうお答えさせて頂きます。
「自分にとって興味が有ったり好きな作品を見て、単純に楽しんでください」って。

スミマセン乱暴な答えで。しかし、いけばな展では、気軽に皆さんの好きなようにご覧いただければいいのです。

確かに、古来からの伝承に、いけばな作品を見る時の作法など決まりはあります。が、しかし、これはいけばなを学ばれている方が気にすれば良い事だと思いますので、そうでない方がご来場くださる際には、全く気にせずに単純に楽しんでいただければ良いと私は思います

作者の意図は?。。。

「この作品の意図は?」ってご質問いただく事が有りますが、ハッキリ言います。そんなもの、分かりません!!(笑)

あっ、自分の作品ならばわかります。だって自分で作品を作っているのですから。
あるいは自分の流派「光風流」の人の作品ならば、大体は解ります。作品を準備されるときから私も横から関わっていますので、色んなお話を聞いたり作品を準備されている様子を知っていますから。

けれどそれ以外の、流派が違ったり作品作りの様子を見たこともない作品について、その作品の意図なんてわかるはずがありません。
とはいえ、それなりの年数いけばなに関わっていますから、この流派は、あるいはこの人は、こんな思いを持たれているんじゃないかなぁ。。って想像ぐらいは出来ますが、それはあくまでも想像の域での事になります。

なので私は、見て頂く皆さんにとって “その作品が好きかどうか“ あるいは、“魅力を感じたり面白いなって思うかどうか“ で、気軽にご覧いただけたらいいと思いますし、たまたま作者の方が作品のところにおられた場合に興味がおありならば、ご質問していただいたらよいのではないかと思います。

いけばな展で作品を見る作法

いけばなの作品を見る時の作法や方法を知らないのでどうしたら良いですか?って仰られる方が有りますが、そんな事も気にしなくていいです。

例えば絵の展覧会とかに行かれたら、どうですか?自分の好みで作品の前で長く足をとめられるでしょうし、好みではなかったり興味のない作品は素通りされますよね
服を買いにいかれた時はどうですか?服のことをわかっているから選ばれていますか?多分大半の人は自分の好みで選ばれていると思います。。。

作品や品物のデザインや構成の優劣を判断しても楽しくないです。こう言うのは専門家や評論家と言うような人がすれば良いことで、皆さん方はこんな事は全く考えなくて良いのです。
ではどんな風に見れば良いのかというと、単純に一つだけ。自分の好みで見れば良いんです!

これ形が面白い。
これ器が好き。
このお花の色が好き。
このお花良い匂いするね。
この花何ていう名前だろう。
なんでも良いんです。

人からお仕着せられた物差しで見ても楽しくないと思います。自分の自由な感覚で見たり感じたり空想したり、友達と一緒ならば会話を楽しみながら、時にはプチ評論家になってみたりしながら、見て楽しんで頂ければそれで良いんです。

「いけばな展」にまだ行かれたことのない方、興味はあるけどよくわからないのでという事で二の足を踏んでいた方、行ったことあるけど前はどうしたら良いかよくわからなかった方、気軽にお越しください。
そしてあなたの好みで自由に見て楽しんで頂ければそれで良いのです。自分の目が惹きつけられたものを見て頂ければそれでいいのです。
自由に!気軽に!!自分の目や興味を惹かれる作品を楽しんでいただく!これでいいのです。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。