期限を守ることが出来ない人について考えてみると、意識を周りに向けることが出来ていないという結論が見えてきました

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

昨日は終日バタバタで、テヘペロblogになってしまい申し訳ありませんでした。なので今日はその分も取り返すべく、今年に入ってから私的に度々気になっている「〆切」という事について気合を入れて書きたいと思います。

〆切は特別なものではなく、人が生きてゆく中で絶対に存在するものです

人は生きている限り、全ての事に期限があります。期限とはすなわち「〆切」であったり「旬」であったりもします。
そしてこの期限というものは、仕事であろうと趣味であろうと日常生活も含めて何事によらず存在しているものです。

たとえばお仕事には、”〇月〇日までに”という〆切が、必ず存在しています。そしてお仕事の場合にこの〆切を守らなかった場合には、違約金や取引停止というような大きな問題につながってゆきます。
あるいは趣味もそうです。例えばマラソンも指定の時間内に走らなければ足切りされてゆきます。参加申し込みも期日までに行わなければ受け付けてもらう事すらできなくなります。日常生活でも消費期限の切れた食べ物を食べたら食中毒などを起こしてしまいます。

つまり人が生きてゆく限り、「何かしらの期限と無関係でいることは絶対にできない」という事なのです。

期限には間に合えばよいものではない

この期限というものは、「間に合えばよいというものではない」 と私は思うのです。

例えば食べ物の場合、傷んでしまうかどうかという期限もありますが、美味しく食べることができる期間というか期限もあります。皆さんは何か食べ物があるときに、美味しく食べることができる期間をわざわざ外して食べられますか。新鮮なトマトがあるのに腐りかけるまで置いておいてから食べますか?やっぱり美味しく食べることができる間にいただきますよね。

あるいは別の例を挙げると、何人かのグループでプロジェクトに取り組んでいるときに、その中のだれか1人が〆切ギリギリにならないと資料を提出したり物事を進めないという状態があるとどうなるでしょう。ほかの人たちはその人の資料の提出を待たないといけなくなったりするので、〆切ギリギリになってからそのあとの行動を起こさないといけなくなってしまいます。
つまりその当の本人は、〆切に間に合ったと思っているかもしれませんが、実はその〆切ギリギリの行動のツケは、本人以外のほかの誰かがそれを補うためにしんどい思いをしているという事に気づいていないという事なのです。

期限を守ることができない方の思考は、自己にしか向いていない

このようにして期限というか〆切ギリギリでないと物事を進めることができない人や、期限を守ることができない人について考えていると、私の中で一つの仮説が出てきました。それは、こういう方は思考が自己にしか向いていないのではないかという事です。

つまりこういう人は、〆切や期限がギリギリとか、過ぎてから物事を進める事によって、自分以外の誰かが不利益を被る可能性がある、あるいはその可能性が高いということに思考が向いていないから、〆切や期限に対する意識や捉え方が自分中心になってしまい、自分は間に合ったとか、期限には遅れたけれどたった1日とか2日だけやんという行動に結びついているのだろうと思うのです。

自分の行動でどれだけほかの方をヤキモキさせているか、なおかつその〆切を守らなかった事のツケをほかの方に回してしまっているのかという事を、理解されていないのだなぁと思います。

先を見て計画したり行動をすれば、結局は自分にとっても良い効果が表れます

では〆切や期限ギリギリとかチョット過ぎてしまうような事を無くすためにどうしたらよいのかというと、数週間先や数カ月先を視野に入れながら今を過ごしてゆくという事です。

〆切とか期限というのは、間に合えばよいものではなく、いうなれば最終最後の「もうあかん~」って機会です。なので「もうあかん~」ってところまで放っておくのではなく、期限までにゆとりをもって取り組むことによって色んな事が好転するようになります。
まず1番目に挙げることが出来るのは、〆切までに物事を進めるようになると余裕が出来、何度か見直しを行なったり確認を行なうことが出来るので、抜け落ちがなくなったり完成度が高くなったものを世に送り出すことが出来るようになります。
そして〆切に追い立てられなくなりますので、自分自身のスケジューリングにゆとりが出来、深夜まで起きて間に合わさないといけないとか、他のスケジュールを後回しにして締め切りに間に合わせないといけないというようなことも無くすことが出来るようにもなります。

つまり結局は、自分自身が一番得を出来るようになるという事なのですが、こういう方たちにはそれがご理解いただけないのだろうなと思うのです。
期限ギリギリとか期限が少し過ぎてしまう行動しかできない方に、どのようにしたら理解をしていただくことができるのか、妙案がある方は是非とも聞かせていただければ嬉しいです。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。