いけばなの作品作りやお仕事や家事、そしてお稽古や講習会などを良いものにしようと思ったら、イメージをする事とイメージを繋いでシナリオにすることが何より大切なのだと思います

光風リゾートからこんにちは、内藤正風です。

今日は光風リゾートでBlogを書いています。

このあと出掛ける予定があるので、限られた時間の中だけですが、こう言うチョットしたことで気分転換になりますし、いつもと違う環境で思案をしたり事務をしたりすると、案外いいアイデアを思いついたり、捗ったりするんです。

1日の流れをイメージすると有効な時間が過ごせる

1日って、「あ〜なんか今日は1日グダグダだったな〜。。」って日と、「今日はむっちゃ充実していたなぁ」って日がありますよね。
同じ1日なのにこの差って何だろうと思っていたのですが、答えが見つかりました。

それは、1日をイメージして過ごしていたかどうかなんです。
言うならば、予定に追いかけ廻られてしまったか、あるいは予定を自分でコントロールしたかの違いなんです。

イメージは具体的であるほど効果が生まれる

イメージって具体的であればあるほど効果が出ると思います。
例えばお料理なら、「今夜は何か作ろう〜」って思っていても何も捗らないですよね。
「今夜は7時からカレーを食べよう。」とか、「今夜は6時からキムチ鍋にしよう。」とかって具体的なら、買ってくるものは何か、買い物には何時に行ったらいいのか、下ごしらえを何時からしたらいいか、みたいな色んなことが自ずと決まってきますよね。

そしてここが具体的に決まればそれにともなって、お風呂に何時に入ろうとか他のことまでイメージが広がってきます。
すなわち「シナリオ」ができてくるってことです。

"いけばな"も「シナリオ」が大切

"いけばな"もこのシナリオが大切になります。

例えば作品作りにおいては、どんな作品を作りたいのかというゴールをイメージしそしてそこからまず1番最初に顧客になるでしょうを作り上げそしてそこに肉付きをつけていくようにしていけば良い作品を作り出すことができやすくなります。

お稽古の指導も同じです。
お稽古日だからとか、あるいは材料が届いたからと言う事だけでお稽古をするのではなく、今日は何を生徒さんに学んで頂くのかとかどういう事柄を身につけるお稽古を行なうのかということをイメージしそして、そこに向かって必要なお稽古行っていくと内容の濃いものにできると思います。

各地の支部で開催している講習会も同じです。特に光風流では今週末から開催するオンライン講習会においては、生徒さんにとっては画面の中で繰り広げられているものがすべてになってきます。
ですから画面の中ではどのように生徒さんに見えているのか、またこの講習会ではどこを強調して伝えたいのかということをイメージしそれを繋いでいってシナリオを作ることによって、何をすれば良いのかが明確にすることができるようになってきます。

たぶん、会社経営も商店の運営もイメージする力とシナリオを作ることの大切さって、同じことではないのかなぁなんて思います。

さあでは予定していた時間になったので、これからランチをして午後の仕事に取り掛かろうと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。