「スターウォーズ」で ”フォースの暗黒面” って出てきますがSNSでも同じことを言う事が出来ます。不平不満の投稿には負のパワーが集まってくるので誰も笑顔になる事はないのです

こんばんは、内藤正風です。

今日は午前中に神戸新聞文化センターの教室、そして午後からは本部いけばな教室と、お稽古三昧の1日でした。

仕事も日常生活もネットを中心に回っていると言っても過言ではない時代になりました

今日は朝から志村けんさんの訃報のニュースに皆さん驚き、1日中お稽古に来られた皆さんとその話題ばかりでした。

現代はインターネット無しでは世の中が回らないといっても全然過言ではないネット社会です。そしてこのインターネットの環境を使って1人ひとりが色々な情報発信を出来る時代になっています。
ちょっと前までは情報を発信する事が出来るのは、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌というようないわゆるマスコミと呼ばれるような媒体に限られていました。
けれどこれって昔々の話じゃないんですよね。つい10年くらい前まではマスコミが絶大な影響力を持っていたのですから、ホント世の中って代わるものだなぁって思います。

国民すべてが情報を発信する世の中に、絶対にやめておいた方が良いと思う事

今や1人ひとりが色んな媒体を使って情報を発信しています。Facebook、Twitter、インスタグラム、ブログ、その他にも色んなものがあります。
その日に起こったことを日記の様に発信されている人、毎食食べたものをアップされている人、友達と遊んでいる様子をアップされている人、お仕事の事を発信されている人、千差万別、10人いれば10通りの、100人いれば100通りの発信がされています。

そんな中で「これは絶対にやめておいたほうが良いなぁ~」と私が感じている発信があります。それは不平不満の投稿です。

きっとご本人は、軽い気持ちで投稿されているのでしょう。もしかしたらそれがストレス発散なのかもしれません。あるいは自分が正義だと思って世に問いたいと思っての投稿なのかなぁ。
まあいずれにせよ、私はそう言う投稿は止めておくべきだと思っています。

世の中には ”負の力” と ”正の力” が存在しています

私はこの世の中には ”負の力” と ”正の力” があると思っています。
そんな中で不平不満というのは言うなれば ”負” の言葉であり ”負の力” です。”負” と言うのは言葉だけにかぎらず大きな力をもっています。
”負” と ”正” で分かりにくければ、”陰” と ”陽” と考えて頂ければいいと思います。
これは映画の「スターウオーズ」の中で、フォースの正しい使い方と暗黒面って出てくるのですが、あれと同じで”負の力” は自分で勝手に増大してゆきますし周りの ”負” も引き寄せて益々大きくなってしまう特性を持っています。

その結果どうなるかというと、”負” の言葉を発している人には周りに人が寄りつかなくなってしまうのです。だって周りの人からするとそんなのめんどくさいもん。
不平や不満の話なんて、聞いている方がしんどくなってきます。不平不満なんてどんなに我慢して聞いていても絶対に楽しい気分にはなれないのですから。

”負の力”の大きさを使えば、投稿をバズらせるのは簡単に出来る

私が5年前から通っているマックスブログ塾と言うものがあります。
この塾は大阪の羽曳野でクリーニング屋をしている壁下陽一さんが主宰しているもので、ちまたではフードファイト塾とか、騒いでるだけやんとか言われているのですが、この塾が中々に凄いものなんです。

この塾を私は1期生として受講したのですが、その時に塾生の私達に出された課題があります。それは「ブログ塾全4回を受講している期間中にブログをバズらせろ」という事です。

”バズる”という言葉を初めて目にして分からない方もおられるかもしれないのでチョットだけ説明しますと、”バズる”というのは爆発的に沢山の人に見られたりシェアされたりする事を言います。
ちなみにこの沢山の人というのは、何百人程度ではバズると言いません。最低でも4,000人から5,000人くらいの人からのイイネが付くくらいの状態の事を言います。

話を戻しまして、この1期の全4回の講座の期間中に3人がブログをバズらせました。
1人は10,000イイネを軽~く超えましたし、もう1人は7~8,000イイネが付いていました。そして実は私も5,000を超えるイイネをいただいてブログをバズらせたのです。
けれどこの3人がこれを機会にブログやネットの世界で有名になったのかというと、全くの無名です。

なぜブログがバズったのにその先に何も生まれなかったのか。。。。
実はこれにはちゃんとした理由があるのです。

”負のパワー”で、人を楽しくしたり幸せを感じさせたりは出来ない

ブログをバズらせるなんてなかなか出来る事ではないのに、それを達成した3人がなぜなにも変化が起こらなかったのか。。。私なりにこれを分析してみて分かったことがあります。
実はこの3人のバズったブログには共通点があったのです。それは不平不満をブログにしていたという点です。
社会に対する、あるいは業界に対する、あるいは世の人に対する不平不満です。

不平不満って ”負のエネルギー” を発しているので強烈に人々の目を引くのです。なのでそう言う不平不満を感じている人たちの共感を得る事が出来るのでイイネが沢山つきます。
しかしここからが問題なのです。実はこのイイネって、全く意味がないイイネなんです。

”負のエネルギー” に引き寄せられている人たちは、その記事を書いた本人に興味が有って記事を見てくださっているのではありません。単に ”負” が ”負” を引き寄せただけなんです。
なのでその後に記事を書いた本人に興味を持つこともないので、その時だけで終わってしまうのです。

折角SNSを楽しむのだったら笑顔になれた方が絶対に良い

私はSNSでは、その記事を読んでホッコリしたり、笑顔になれたり、アホやなぁーってプッって笑ったり、素敵だな~って思えたり、イイナって思えるような投稿こそが、それを読んでくれた自分の周りの皆さんに喜んでもらうことができるのじゃないかなぁって思っています。

「あいつはいつも不平や不満を言ってめんどくさいやつだ」って思われちゃうのも嫌じゃないですか?
コレが正しくてアレは間違っているなんてことを言っているのではありません。折角SNSをするんだったら楽しいほうが良いよねってだけの事です。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。