何かをした時の”満足感” や ”達成感” は、一生懸命に取り組んだ人だけに与えられる神様からのプレゼントなのです
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こんにちは。内藤正風です。
今日は教室へ移動のバスの中でブログを書いています。
私ども光風流では毎年いけばな展を開催しています。
今年の光風流いけばな展は10月19日(土)~20日(日)に開催するのですが、いよいよ本格的に作品作りに入る時期になりました。
光風流いけばな展で使用する「額縁型の花席」を製作中です
今回の光風流いけばな展は、「額縁型の花席」にお花を生ける会場構成で展覧会を開催いたします。
その名も「光風美術館 ~キャンバスからのメッセージ~」
ってことで、額縁型の花席作りましたよ~~。手の空いた時間にシコシコと。
どんな感じで作ったのか、タイムラプスで撮影したのがありますのでよかったらご覧ください~!
このスピードで作れたらムッチャ早いんですけどね。そんなわけにはいきません。
この動画で作っているのは小さいほうの額縁型の花席で、画面の奥には大きいサイズの額縁型の花席の組み立て途中のパーツも見えていますが、これも組み立てをして昨日の夜中に全~~~部組み立てを完了しました。
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やった~~~!!!!!
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まだ塗装はしていない状態ですが、一旦出瓶者の皆さんにお渡しさせて頂き、それぞれの作品作りを行なっていただきます。
で、9月に入ってから改めて額縁型の花席をお預かりさせていただき、洒落乙になるように色を塗って最終的な完成になるのです。
あ~~なれない作業してしんどかった~~。。
見えない部分にこそ多くの労力が注がれているのです
いけばな展は「花火」と同じです。
花火って打ち上げられた瞬間が一番目立つし多くの人が興味を持ちます。しかし実はその花火が打ちあがるまでの間に、そのほとんどの労力やするべき事が完了しているのです。
花火全体の構成やイメージを作り上げ、火薬で打ち上げ花火を作ったり、花火を打ち上げるタイミングに合わせて発射装置の調整をしたり、関係各所に花火の申請をしたり、当日事故が起こらないように立ち入り禁止区域を設けたり人員の配置をしたりと、その9割がた以上は花火の当日までに済んでいて、花火の当日はまさしく「お祭り」なんですね。
いけばな展も同じです。
いけばな展のイメージや構成を作り、会場の準備や作品作りを行ない、関係各所に後援をお願いしたり会場と打ち合わせをしたり、会期中に事故などが起こらないように準備をしたりします。
こういうことがあって、最終最後に「お祭り」としてのいけばな展があるのです。
”満足感” や ”達成感” は、一生懸命に取り組んだ人だけに与えられる神様からのプレゼントです
いけばな展は大変だと仰られる方があります。
その通りです。いけばな展は1人ではできません。色んな人にお世話になり初めて開催することが出来るのです。
そしてそんな風に大変だからこそ、全てが終わった後には満足感や達成感を得ることが出来るのです。
何にもせずにいて、達成感や満足感なんて味わう事なんてないですよね。
出来ない事を知恵を絞って出来るようにしたり少しでも近づくことが出来るようにしたり、1人では力不足でも何人かで力を合わすことで出来るようになったりと、ハードルがあるからこそそれを乗り越えたときに達成感や満足感を感じることが出来るのですし、ハードルが高いほど達成感や満足感も大きくなるのだと思います。
そう、いうなれば頑張った人にだけもらえる神様からのプレゼントなんです。
同じ人生、楽しまないともったいない
暑い、寒い、忙しい、不平不満なんていくらでも言えます。けれどそんなこと100言っても楽しくなんてならないですよ。
せっかくやるのなら、楽しまないともったいないです。達成感や満足感を味わわないともったいないです。だって人生は一度きりなんですから。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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