光風流60周年記念事業で私は皆さんに、新しい体験をしたり仲間や友達を作ったりして、いけばなの魅力を満喫してもらえるようにしていきたいと思っています

こんにちは。内藤正風です。

今日は朝から役員会、午後から役員会(その2)、そして3時から説明抽選会を行なって、ホッと一息ついています。

光風流創流60周年記念事業の中の1つが始動しました

説明抽選会ってなんやねんそれ?って思いますよね。

光風流は来年創流60周年を迎えるのですが、その記念事業の一つとして出版を行ないます。出版っていっても小説でもハウツー本でもポエムでもグラビアでもありませんよ。(笑)
光風流いけばなの教則本を出版するのです。

いけばなの教則本ですので、本には色々な生け方の見本作品の写真も掲載するので、その作品写真を担当していただく皆さんにお集まりいただき、担当作品を決めたり内容の説明や注意事項の説明などを行ったのです。

楽しくなくちゃ面白くない!!

内容の説明や注意事項の説明などは、淡々と進めるしか仕方がないですが、それぞれの皆さんに担当していただく作品を決めるのはウキウキわくわく感がないと盛り上がらないですよね。

なのでクジとアミダで抽選を行ない、楽しんでみました。

くじ引きなんてしなくても、私が全部担当など決めてそれぞれ皆さんにお知らせさせていただいたらそれで済んじゃうっていえば済んじゃいます。
だって家元だもん。(笑)

けれどこんな方法、全く面白くないですよね。ウキウキもしない。ワクワクもしない。

記念出版というよりも周年記念事業で内藤が目指している事

楽しくないなんてそんなの絶対に盛り上がらないです。何をさておいても、楽しさが一番です。

だってこれから1年間かけて季節それぞれの花材を使って作品の写真を撮影してゆくのですよ。そんな中、小難しい顔をしたりしかめっ面をしていて、誰が楽しくなります?
うわ~楽しかったな~~、とか、またやりたいな~~!!!なんて絶対に思わないですよね。

私は今回の記念出版を通じて、こんな風になりたいな~って思っていることがいくつかあります。

まず1つ目は「皆さんの記憶に残る」機会にしたいってことです。

楽しかったな~、あの時は一生懸命に取り組んだな~、仲間に応援し助けてもらったな~、何でもいいんです。
10年後の周年の時に「あ~60周年の時には~~」って思いだしてもらえたら最高だな~って思うのです。

2つ目は「新しい体験」の機会にしたいのです。

いけばな作品を写真スタジオでプロのカメラマンに撮影してもらうなんて、一般的にはそうそうある機会ではありません。だからこそ光風流でお稽古をしてくださっている皆さんには、そういう経験を1人でも多くの人にしていただきたいのです。

3つ目は「いけばなの魅力」を伝えたいのです。

いけばなの魅力は、お花を生ける事や作品を愛でることだけではありません。いけばなを通じてこれまでに知らなかった事を体験をしたり、世代や地域や性別を超えた仲間や友達が出来たりするのも、いけばなの魅力なんです。
そういう楽しさを光風流で学んでいる皆さんに私は伝えたいし体験と体感してもらいたいのです。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。