自己成長をしたり人生を楽しいものにしたければ、自ら行動し体験することが1番の近道だと思います

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

昨日と一昨日の2日間、金沢に行ってきました。というのが、今年は光風流の創流65周年の年に当たり、その記念研修として金沢一泊二日を企画し開催したのです。

いや~本当に楽しく、充実した時間を持つことが出来ました。

体験とは自ら体を動かすことからはじまる

私は何か新しい体験を得るためは、自らの意思で自ら行動を起こす事がまず必要だと思っています。

例えば観劇の体験をするためには、劇場に足を運ばなければ得ることはできません。誰かが劇場に足を運ぶのを見ていてもそれは観劇体験にはならないですし、その劇をテレビの放送で見たとしても観劇体験とは言えません。
それは今回の金沢でも、「行きます」と参加表明をして行動を起こさなければ、その体験をすることができないのは、同じことが言えるのです。

すなわちまずは ”そこ” に出掛けるというアクションを自ら起こさなければ、何も新しい体験はできないということです。

人の体験は偏っている

1人の人間が、したことのある体験は必ず偏っています。なぜならそれは、人それぞれによって行動範囲が違っているしある程度限られているからです。
例えば事務職の人は、大工仕事や左官仕事のことは知らなかったり出来ないのが普通だと思います。スキーやスノーボードに行った経験のない人は、雪で滑る感覚って実体験としてわからないのが当然です。
つまり人間って、色んな事を知っているように思われている人であっても、知らないことは必ずあるし、そして知っている事よりも知らないことの方が圧倒的に多いという事も言えるのです。

人生を豊かで楽しいものにしたければ、人から声を掛けてもらえる存在になることが大切

私は、未知の事は進んで体験したほうが良いと考えています。だって毎日知っている事しか行なわずにいたら、刺激も学びも極めて少なくなっちゃいますよね。
とはいえ、毎日毎日世界中の違う場所に出掛けて放浪し続けるなんて言う様な、
劇的な未知の体験を日々し続ける事が出来ないのも事実です。だからこそ私は小さな事かもしれませんが、車に乗って目的地に行くときに敢えていつもと違う道を通ってみたり、天気の良い日にはキッチンではなく屋外の庭でランチを食べてみたりと、日常に変化をつけるように意識しています。

ちなみになぜそんな事をしているのかというと、大きな理由として2つあります。まず自分自身が「行動を起こす」という事についてフットワークが軽い状態であり続けたいと思うからです。どなたかに新しい体験が出来る機会に誘われたら、基本は「OK」と言える自分の姿勢を持ち続けたいと思っているからです。
そして2つ目は、良い機会を手に入れることが出来る体質であり続けたいという事です。人には有益な機会のお誘いがよくある人とそうでない人があります。この違いって何かというと、
自身の日頃の思考と行動の積み重ねによってその違いが生まれているのは間違いなく、平たく言えば、誘ったときにいつも喜んで「行きます!!」って言ってくださる人と、いつも忙しいとか色んな理由をつけて断る人がおられたら、どちらに声を掛けようと思われるかという事なのです。

自分の知っている世界なんて、とてもとても狭いものです。だからこそ自分の知らない世界を見せてくださったり、新しい世界への扉を開いてくださったりしてもらえるように、まず自分自身を高めておくことが大切だと思う事が、人生を豊かにする秘訣の1つだとも思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。