楽しんでいる人には勝てないと言う事は、紀元前の孔子の論語にも書かれているほどの本質を表す言葉です。

北の大地から、こんにちは!内藤正風です。

あっ!これ大地じゃないですね。北の海オホーツクの流氷からこんにちは!!!

今日は流氷の海を見るためにオーロラ号に乗っています。
今回一緒に来ている面子のうち地元北海道の人が15人くらいいるのですが、ほぼ全員がオーロラ号に乗ったことがないという地元アルアル状態です。

まっ確かに、大阪の南の方の人が通天閣に登ったことがなく、大阪の北の方の人が箕面温泉に行ったことがなく、神戸の人が異人館に行ったことがないっていうこと同じですよね。(笑)

受講生を見ていて学ぶこと

今回の網走はマックスブログ塾での訪問で、昨日は半日みっちりと色んな話を聞いて来ました。ってか私の場合は、話を聞くという事と同じかそれ以上に、そこに居る受講生の皆さんを見ているっていうのが本当に勉強になります。

だって、それぞれの人がそれぞれの価値観や考え方で行動をされていて、そんな様子や一挙手一投足を見ていると本当に面白いんですよねー。面白いって言ってもケラケラーって笑う面白さではなく、魅力あるという意味での面白いですよ。

楽しんでいる人には勝てない

そんな中で昨日の話の中で、「SNSって楽しんでいる人には勝てない」って話があったのですが、これって実は“いけばな”においても同じなんですよねーー。

古来より「好きこそ物の上手なり」って言葉がありますよね。
どんな事柄も真面目に一生懸命に取り組んでいる人よりも、好きでやっている人にはかなわないという言葉ですが、中国の紀元前400年頃の思想家の孔子が“論語”の中で「子曰わく、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」という言葉を残しています。

これは簡単に言えば、真面目に一生懸命に1つのことに取り組む人も、それを好きでやっている人には勝てない。そして好きでやっている人も、それを楽しむ人には勝てない。っていう言葉です。

故事論語は古臭いものではない

孔子とか故事とかって聞くと古臭いカビの生えたようなことのように思いがちですが、実は本質と言うか物事の大切なことについて短い言葉で端的に表されていることなんだなーと思います。

物事を楽しむと言うことが持つ力って、古来よりみんなが認めるところだったし、その種類に関係なく共通するってことは、真理の1つなんだなーと思います。

さあ今日は夕刻から関西に戻ります。北海道の友達との楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、名残はつきませんが、限られた時間を楽しみ尽くして来まーーーす!!

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。