情報が溢れすぎて全ての情報が素通りしてしまっている事で、情報が届かないことによって起こる弊害と、そうならない様にいま内藤がしている取組。
目次
こんにちは。内藤正風です。
昨日のBlogでは、情報を発信していても伝わっているつもりになっていて、実は伝わっていないと言うことについて書きました。もし興味がありましたらこちらから↓↓↓
”伝えているつもり” は伝わっていない。すなわちそれは何もしていないのと同じと言うことを学んだ日。
今日は最近私が光風流で心がけている ”情報のリアルタイムな共有” と言うことについて書きたいと思います。
情報が溢れすぎて全ての情報が素通りしてしまっている
私は近年、光風流における一番大切な事として心がけている事に”情報の共有”があります。
最近は世の中に情報が溢れています。ってか溢れているっていう生易しい状態ではないですね。情報があまりにも多すぎて”溺れている”といった方が正しいと思います。
一見すると情報って多いほうが良いように思われがちです。ええ確かにある一定のレベルまではそうだと思います。例えるならば「水」と同じで、人間は水がないと生きてはいけません。しかし水の中に放り込まれてしまうと溺れて死んでしまいます。今まさに私たちはこの状態になってしまっていると思うのです。
世の中、情報に溢れています。ありとあらゆる分野やジャンル、正しいとか間違っている、そういうことに関係なく身の周りには情報が溢れています。
その結果どうなるかというと、必要な情報も不必要な情報も全てが入らなくなってしまうのです。だって身の回りにありすぎて殊更に情報を求めようとしなくなっちゃうのは当然ですよね。
そしてその結果、孤立感や疎外感を感じるようにすらなってしまう場合があります。
実はこの状態が一番怖いと私は感じています。
情報が入らなくなると人は興味を失い関係性が薄くなる
光風流に関する情報は、光風流全体に関する事、各地の支部に関する事、私の教室に関する事、各地で開催中の教室に関する事などありとあらゆるものがあります。そしてそれはインターネットと言う媒体であったり紙と言う媒体であったり、先生からお弟子さんへの口づてと言う方法であったり手法は様々ですが、色々な方法で発信されています。
しかしこの発信されている情報のうちの何割が、光風流でお稽古されている皆さんや指導者の先生方、役員の皆さんにしっかりと届いているのかなぁと考えると、その大半の情報は残念ながら届いていないのが実情ではないかと思っています。
情報が無い事のストレスや弊害
情報が無いことのストレスや弊害を軽く見てはいけないです。
最近積雪の影響で電車が各地で止まっています。この時に乗客の皆さんにいち早く、止まった理由と今後の見通しについて案内が有れば大きな騒ぎにならずに済んでします。すなわち乗客は善後策を講じたりして安心して待つことが出来るからです。
しかし逆に何のアナウンスもなければ、今どうなっているのか、そして今後どうなるのかが全く分からないので、不安になるし不満も高まりますよね。
必要な情報をちゃんとお伝えするという事には、不要なストレスを回避する効果があると思っています。
そしてもう一つ情報が無いことの弊害として主役意識の喪失が挙げられます。
1つのグループがありそのメンバーの中で5人には情報を伝わらない様に操作します。するとどうなるかというと「誰々さんたちがやっている事」と言う気持ちが生まれて、私には関係ないという思考になってしまうのです。
今、光風流の運営について内藤が一番大切に考えている事
私は光風流の事は光風流の皆さんと一緒に考えてゆきたい、知恵と力を貸して頂きたい、一緒に進んで行きたいと考えています。その為に今一番大切なのは”情報のリアルタイムな共有”だと考えています。
情報共有には色んな方法があります。
私自身Blogはもう4年以上毎日書いています。しかしそんな事も光風流の皆さんでご存知頂けていないのが実情です。ええ、人気ありません(泣)
私自身のサイトを立ち上げて2年6か月になりますが、その事もご存知ない方も多いと思います。
色んなイベントの時には、インターネットでお知らせすると共に紙のパンフレットやチラシなども配布しています。
しかしそれでも、光風流でお稽古されている皆さん全員にしっかりとお知らせする事は出来ていないのが実情です。
情報は関係ある人から聞くのが一番伝わりやすい
そんな中で最近注力しているのが”LINE”によるグループ作りと情報の共有です。
実際いま私は、光風流で学ぶ皆さんならどなたにでもはいって頂く事が出来るLINEのグループ、光風流本部の役員の先生のLINEのグループ、各部署を担当して頂いている部署ごとのLINEのグループなどを作って情報の共有をしています。
年配の方が多いいけばなの世界ですが、最近スマホの普及率がとても高いです。高齢者の先生方もかなりの高確率でスマホをお持ちですし、スマホをお持ちでない先生方でもほぼ100%の先生がパソコンを使われていますので、LINEを使う事が出来る環境になっています。
これからどんな風に可能性が広がっていくのか、どんな成果に結びつくのかはわかりません。しかし1つはっきりと言えるのは、情報を今まで以上にお届けする事が出来ていますし以前よりも皆さんの繋がりが強く深くなってきています。
光風流の皆さんでLINEされている方、周りの光風流の仲間の皆さんを是非LINEにご紹介いただければ助かります。
どうぞ宜しくお願い致しますー。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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