光風流では、私は目的地を示すだけです。そこに向かってどんな方法でどの道を通ってゆくかは、それぞれの役員の先生の企画にお任せしています。

こんばんは。今帰ってきましたー。。
今日の予定で行こうと思っていたところのうちで一か所は時間的に無理なので、また次の機会にして帰ってきましたが、その他はすべて予定通りにスケジュールこなしてくる事が出来ました。
あー楽しかったーーー!

明日は光風流の役員会です

明日は光風流の役員会で、中心になる議案は流派としての次年度の事業計画です。
この2018年の計画を基にして、それぞれの支部がいけばな展や研修などの事業計画を立ててゆかれるようになります。
ちなみに流派としての次年度の計画は、12月の事始めで発表をしますので、例年11月には翌年の計画の大綱をほぼまとめる様にしているのです。
明日の役員会に向けて、それぞれの部門を担当して頂いている先生方からは、思い思いの計画を立案してくださっており、とても面白い1年になるような予感がしています。

YESマンは必要ない!十人十色だから面白いのです

人はそれぞれに価値観や好み、思考が違います。ここで言っている”違う”と言うのは否定的な意味で言っているのではありません。
人が10人集まれば、10通りの考え方が有るのが当然だと私は思っています。
そんな中で皆さんから色々な意見をお聞かせいただくから、視野が広がると共に自分には無い発想にも気付かせてもらう事が出来るのです。

私は”あり方”を示すだけです

なので私は基本的には目指すべき方向というか目的地しか提示をしません。
こっちに向いて進んでいこうよー!こっちに向かって進むべきである。。って言うことです。
いうなれば ”光風流のあり方” です。

手法は無限にあります。その中でどれが良いかなんて時代によって変わったり場所によって変わったり、関係する人によって変わったりします。
すなわち手法には正解も間違いもないんです。あるのは今その手法が最適か否かです。

役員の先生方は”あり方”に基づいて”手法”を検討し実践してくださいます

例えば私は、流派で開催するいけばな展は実験場でありサロンでなければならないと思っています。
実験場と言うのはすなわち、色々な新しい事に取り組んで自分たちの可能性を広げる場所と言うことです。
そしてサロンと言うのは、作品を展示してくださっている皆さんが友達や親戚や仲間と交流をし親交を深めて頂く場所ということです。
これがすなわち先で書いた、あり方です。
このあり方を理解して展覧会を担当してくださっている役員の先生は、いけばな展の企画を考え実践して行ってくださいます。会場構成や開催する日時やテーマをはじめとして色々な事、これがすなわち手法です。

”あり方”に基づいて出てきた企画は全てオッケーです

なので私は基本的に、各担当の先生が企画してくださったことは全てオッケーです。どんなに難しい事も、どうすれば実現する事が出来るのか?どうすればしたい事にたとえ僅かでも近づく事が出来るのか、どうすればもっと面白くなるのかと言うことを考えてゆきます。
だってそんな風にしたほうが盛り上がるじゃないですか。

既定路線で分かりきったようにしていくなんて、面白くないし成功して当然でしょうし、刺激的でも何でもないですよね。
そんな事しているから楽しくなくなってしまうし、悪いマンネリ化してゆくし、飽きちゃうんです。

明日の役員会ではどんな提案が飛び出すのか、とっても楽しみです。
私をビックリさせてくださったりドキドキさせてくださるような企画が1つでも沢山あることを願いながら今夜は寝まーーす。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。