「活力ある組織づくり」や「やる気を引き出す」には、情報が円滑に流れる環境づくりが重要です。
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おはようございます。光風流家元 内藤正風です。
世の中は情報に溢れていますよね。
テレビ、ラジオ、新聞という既存のメディアと言うよりも、インターネットを中心とした、Facebookやツイッター、ブログ、YouTubeなど、あらゆるメディアで情報が溢れているというよりも洪水になっている状態です。
先日のフランスのパリで起こったテロも、テレビよりもネットでの情報の方が早く流れていましたし、逐一詳しく流されていたように感じます。
また神戸のJRの人身事故や架線事故も、ネットからの情報でリアルタイムな把握をしていました。
今までだと、マスコミがつかんだ情報を私たちが知るという流れだったのが、いまではマスコミよりもネットの情報の方が沢山かつリアルタイムに流れていて、少し前では考えられないような状況になっていると思います。
そんな中で、私たちを取り巻く環境や私たち自身の価値観もどんどん変わってきていると思います。
特に「人のやる気」を引き出すためには「情報量」というキーワードが大きく関係しており、その事を知るのがとても大切だと思っています。
私たちが生きているこの世界では、色々な組織やグループが存在することで、成立しています。
小さくは家族から、ご近所、仲良しグループや、趣味の集まり、村や町、市、県、国と言うように大小さまざまなです。
その中でよく「活力ある組織づくり」とか「やる気を引き出す」とか言われていますが、私はここに「情報量」と言う事が大きな要素として重要な存在としてあげられると思っています。
人は、情報を他の人よりも沢山得ることで、他者よりも優位に立ちたいとか、得をしたいなどの思いから、自分の得た情報の出し惜しみをしたり、ある階層や立場の人だけの耳に入るように操作したりする場合が非常に多いです。
しかし人間と言うのは情報が与えられない状態では、その事柄について自分が主役として携わっているという意識を持ちにくいですし、そんな中では他の人よりも率先して動いたり事柄に当たると言う行動には結びつきにくいものです。
「やる気」というよりも、自分が主役だという気持ちを持ってもらったり、他の人に率先して行動して頂けるようになってもらう為には、多くの情報の共有と言う事が、まず一番最初に必要になってきます。
動け!やる気を持て!!と言う前に、「情報」と言う活力剤をドンドン与える事で、自然に活力や、やる気と言うものが生まれてくるようになります。
情報を流す道作り。
情報を惜しげもなく提供できる自分自身の成長。
「活力ある組織づくり」や「やる気を引き出す」ためには、まずスタートはここからではないかと思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。